【50年後の子供たちのために】



3月6日(金)PM18:30より三条・燕地域リサーチコア7F
マルチメディアホールにて、燕三条青年会議所3月例会 
「環境に関する講演会 〜燕三条地域の未来のために〜」が開催された。

最初に長谷川直哉理事長より挨拶があり、昨今の政界の不祥事に対する
怒りと共に、マスコミ各社の報道のあり方、特に不祥事を面白おかしく
報道し、それを歓迎している節がある事が垣間見える、日本人として
由々しき問題であり、アメリカでは大統領就任から100日間はバッシング
記事を書かないとの紳士協定があり、まずは国に対する明るい希望を
国民に対しマスコミ各社も協力して示している。

また、少年時代に留学生のドイツ人少年が、挨拶と同じように環境に対して
考えており、国と国民と環境とが密接に関わりあい産業も環境技術が溶け込み
主要経済を支えている、我が燕三条地域も無限の可能性を秘めており
我々一人一人が、自ら考え行動しアクティブシチズンとして燕三条を発信して行くことを
期待するとの言葉で挨拶を締めくくった。

続いて講演会が行われ1部では環境委員会の宮崎委員長より
「燕三条地区や周辺地域の環境への取組みの発表」で
現在の、燕三条地域や周辺地域での環境に対する取組みや
ゴミの分別方法はどうなっているか発表が行われた。

「エコとは何だろう」では、
ハイブリット車はCO2を減らすが生産時にCO2が多く排出される
などトータル的な環境負荷を考慮した製品作りが今後は必要であり

「可燃ごみ・燃えるごみ・燃やすごみ」では各自治体の資源ごみの回収方法に
違いがありペットボトルに対しても細かく分別回収している自治体の隣の道路
ではそのまま回収されているなど地域によって環境に対する取組みに大きな違
いがあり、環境に対する考えや、統一した枠組みを作ることが必要で、
環境委員会より今年10月を目処にこの地域の環境に対する具体的な実行プランを
策定し発表するとの決意表明がなされた。

第2部では講師の武田邦彦氏 [中部大学総合工学研究所教授(副所長)]より
昨今言われている地球温暖化による海水面の上昇は物理的に間違っており
北極の氷が溶けたとしてもアルキメデスの定理により海面上昇はおきず、
南極の氷は温暖化が進むと周辺海水の蒸発が増加し、より南極大陸の氷を増加させる
原因となる。
また、ニュース番組等で見られる南極沿岸の氷が崩れる映像は事実に反して不安を
煽る為のものでしかない。

「子供にウソを教えていないか?」
昨年の報道でも100%リサイクル紙は50%しかリサイクルされておらず
再生紙40%の年賀状も実質リサイクル率0%の紙を使用していた等、
環境対応製品の真実が明るみに出ている。

容器リサイクルに関しても年間生産430万トンの内、リサイクルされるのは約1%の
4,2万トンであり、現状では焼却処分しているサーマルリサイクルもリサイクル製品
に含めており、子供たちには本当の真実を伝えなければならない。

50年後の子供たちのために、我々の行うべきことは未来の子供たちへこの豊かな
環境を残し、伝えてゆく事である。マスコミで言われている環境に対する環境報道は、
悲観的な現状を見せ余計な不安を煽っているのではないだろうか。
我々が愛する子供たちのためにできる事は、この豊かな生活環境を維持しながら
地球の環境を守るために私達の郷里の環境をどう守るか、そして未来への希望を
子供たちへどう伝えて行くかが重要なのではないだろうか。


取材者 広報渉外委員会 加藤将利

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