続いて、経営力向上委員会の渡辺委員長より、本例会の趣旨説明がありそのあとに坂本氏による講演会が始まった。 |
【3、5人とは】 (1)社員とその家族 (2)下請け企業の社員とその家族 (3)現在顧客と未来顧客 (4)地域住民・地域社会 (5)株主・関係機関 「まずは社員とその家族に対する幸せを追求する。なぜ顧客より大事なのか。自分の会社の社員が 不平・不満・不信を会社に持って仕事をしているのであれば、顧客が満足できるような仕事は できないのだから。市場を創造するのは社員なのである」と訴えられた。 |
「4、この会社に学べ」 (1)日本理化学工業 (2)中村ブレイス (3)伊那食品工業 (4)富士メガネ (5)ネッツトヨタ南国 (6)樹研工業 (7)オオゼキ (8)コーケン工業 (9)川越胃腸病院 (10)小ざさ (1)日本理化学工業 チョークを作っている会社で障害を持った方々が全体の7割雇用されており、3割の健常者が自分たちの 目の前にいる障害者を幸せにしようと一生懸命になって働いている。 50年前に養護学校の教師が二人の女子生徒を連れて訪れ就職のお願いをした。しかし社長は受け 入れる方法が分からず最初は断ったが、「就職が無理ならせめて働く体験をさせてやってください。 そうでないと、この子たちは働くことを知らずに一生を終えることになってしまいます」という教師の 熱意に2週間だけの職業体験として受け入れた。二人の一生懸命働いている姿をみて従業員たちは 社長に「自分たちが面倒をみるからこの子たちを働かせてやってくれ」と懇願した。 それが障害者雇用のスタートだった。 今は国内のチョークシェア約3割を担う会社になっている。 「5.まとめ」。 「世の為、人の為、弱い人の為の会社にならなくてはいけない。燕とか三条の地がそれをベースとして 世界の人々を幸せにする仕事をして欲しい。この国が他の国に認められるように発信して欲しい」 との言葉で締めくくり、盛大な拍手の中、講演会は終了した。 今回は、坂本氏から非常に多くの想いを頂いた。 その中で、真の経営とは何か、企業は、なんのためにあるのか、ということについて、自分自身考える きっかけになった例会であった。 作成者 : 広報渉外委員会 小林 貴史 |
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