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理事長の想い Archive

「理事長の想い」12月号最終回 ~感謝の言葉~

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思い起こせば1年半前、当時長谷川直前理事長からお声掛けいただいて、第15代理事長としての青年会議所がスタートしました。理事長を拝命するにあたり、歴代理事長のお名前を見るたび、また私が入会してから、直接とも時間を過ごしてきた燕三条JCになってからの各年度の理事長を思い返すたび、私のようなものが、この名門「燕三条JC」の理事長の職についてよいのだろうか?と本当に迷いました。

しかし、この迷いを吹き消し、決断の後押ししてくれたのは、日々邁進することを怠らず、このまちのことを想い活動する運動するメンバーの姿があったからです。

1年終えようとする今、この決断が間違っていなかったと、心の底から思っています。

今年一年様々な事がありました。冬の豪雪、国難とも言うべき東日本大震災。引き続く原発問題。そして、何故と思いたくなるような2度目の新潟・福島豪雨水害。人間の無力さと、自然の強大さを改めて思い知らされた、一年でありました。

支援活動を行うにあたり理事長としてメンバーに対し的確な決断を下すことができたのか、評価はそれぞれの判断に委ねるほかありませんが、特に水害ボランティアセンターの運営に関しては、燕三条JCの志を胸に誠心誠意活動させていただいたつもりではあります。関わっていただいた皆さんの多大なる協力に心から感謝申し上げます。

ただでさえ通常の活動ができない、するべきではない、していいのか、そんな例年にない厳しい判断を迫られる状況の中で、本年度掲げた事業計画遂行のため多くの時間と議論を費やし、燕三条を明るく元気にするために、そして事業に関わる多くの人との出会いを求めて活動してくれた委員長をはじめとするメンバーの皆さんの支えがあって、2011年の締めを迎えようとしています。

「運命は、自らの想いや行い、多くの出会いによって変えていくことができる。

燕三条を明るく豊かで“元気”なまちにするために、JC運動を通じて多くの出会いを創造し、未来へのひとづくりを行う。」

未来へのひとづくりのために、来年以降も多くの出会いを求めて燕三条青年会議所は活動して参ります。1年間、本当にありがとうございました。

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「理事長の想い」11月号 ~一年を振り返る~

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2011年も残りあと2ヶ月。本当にあっという間の一年であった。しかし今月20日に最後の締めくくりになるであろう「JC誕生の日」事業~まちの魅力体験フェア~が開催される。最後の最後までまちを、ひとを「元気」にするために、多くの方々との「出会い」を求めて運動していきたいと思う。

私は各委員会の事業を通してまちのこと、経済のこと、子ども達のこと、その他多くのことを様々な地域・分野の方と話し、また知ることによって、メンバー1人1人の今後のJC活動またはJCを終えてからの人生を変えるような出会いが1つでも多くあることを願い、今年度の基本理念やスローガンを考えた。特に委員長達には今年1年縁があって役職を引き受けたのだから、役になりきって多くの出会いと経験を手にして欲しいと思っていた。1年たった今でもその気持ちは変わらない。

度重なる災害により「今年は大変ですね」といつも励ましや慰めの言葉をいただき、ありがたい限りである。また、被災された方には大変申し訳ないが、災害支援活動を通して、当初予定してなかった多くの方々との出会いがあり、これから先の人生を責任世代としてどのように会社・家族・地域を引っ張っていかなければならないのかを考える大きなきっかけをいただいた。結局、みんなに出会いを求めてほしいと言っている私が、一番多くの出会いをいただいたのだ。

理事長として経験できた事を1人でも多くのメンバーに伝えていきたいと思う。みんなも、特に理事メンバーは今年の経験をまだ経験していないメンバーに伝えてほしいと思う。そして1年に1人しかなることのできない理事長を是非目指してほしい。言葉では語り尽くせぬみんなのあたたかい支えが大きく人生を変えていくはずである。

人はひとでしか磨かれない。

今年度もあと少し。今年の「元気」を次年度に全力で伝えよう!!

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「理事長の想い」10月号 ~「苦しいときにこそ見事に生きる」~

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昨年度、理事長を受けて所信を考えた時に「徳ある生き方」をテーマにしたのは、「リーマンショック」に端を発した世界同時不況の煽りを受け、燕三条地域のどの企業も元気をなくしていた状態であり、青年経済人たる我々は「こんな不景気は経験したことがない」こんな時こそ、苦しい時代を生き抜いた先人の謙虚で力強い、徳のある生き方を学ぶ必要があると考えたからである。

その後の3.11東日本大震災、7.29新潟・福島豪雨水害により「徳ある生き方」とは何であるのかを日本全体の復興を前にさらに真剣に考える必要があると思う。誰のための何のための自社であり自分であり、そして青年会議所であるのか。

10月例会のテーマ「苦しいときにこそ見事に生きる」

今こそ我々が持つべき心構えとはいかなるものか、例会でしっかりと心に刻みたいと思う。

~以下、10月例会事業計画書より抜粋~

日本は昔から多くの災害に見舞われてきましたが、その度に先人はあきらめることなく行動し、復興し、この国の礎を築きあげてきました。そして今年、過去に例を見ない程の震災が東日本を襲い、集中豪雨による水害がこの地域において再び起こってしまいました。

先行きが見えない現状による「不安」により、この地域も含め国全体の「元気」が低下している状態です。今こそ我々は困難を乗り越えた先人の生き方から、前向きにとらえる精神を復興に生かしていくべきと考えます。

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「理事長の想い」9月号 ~「思わなければ、始まらない」~

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小学生の時に世界中の各国のもの値段を当てるクイズ番組があった。(記憶にあるメンバーも多くいると思うが。)
その番組の中では1$=240円でお考え下さいというのが決まり文句だった。

今年に入り円相場は史上最高値を更新。ついに1$=75円台に突入だ。30年で円はドルに対して3倍の価値になった。
私が燕三条に戻ってきた13年前、ガソリンの価格は1リットル88円だった。今、ガソリンの価格は1リットル140円。
10年で1.6倍だ。円高なのに安くなっていない。

今でこそ「ユニクロ」は誰もが知る衣料メーカーであるが、私が大学に通っていた20年前は、山口市の商店街にある、どこのまちにもある衣料小売店であった。
ユニクロ躍進のきっかけの「フリース」。当時はアウトドア愛好家が着るだけの特殊なウエアで値段は、1着7~8千円くらいしたと思う。
それが今や1着1千円しない。しかも着心地やデザインは20年前のそれとは比べものにならないくらい良くなっている。

物の値段が高くなっているのか、安くなっているのか、物の価値が変わっているのか、我々の価値観が変わったのか?

超円高でますます日本経済の空洞化が進んでいる。我々地方都市も例外ではない。
さらに少子高齢化による人口減少で空洞化に歯止めがかからない。
震災直後の日本経済は「何に」明るい兆しを見いだすだろう。

「思わなければ何も始まらない。」

まずは日本をそして地場産業を取り巻く国際経済の諸問題をしっかりと理解し、元気に前向きに活動できる我々でありたい。
そう思う気持ちに、今も昔もないだろう。

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謹んで水害のお見舞いを申し上げます。「理事長の想い」8月号 ~「想い新たに」~

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謹んで水害のお見舞いを申し上げます。

このたびの豪雨により被害を受けられた皆さまに心からお見舞い申しあげます。

一日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。

「想い新たに」

8月の次年度理事長が決まる総会が近づいている。メンバーから承認をもらって1年。

みんなから支えてもらっている事へ感謝の気持ちで、再度、後半臨んでいきたいと宣言しようと思っていたその瞬間、目の前にはまた7年前と同じ光景が広がった。

河川改修のおかげで町中の堤防決壊はなかったが、上流部での決壊、浸水、市内至る所での冠水、そして断水。信濃川の決壊が無くて本当によかった。

「先輩の志を心に刻み」と宣言している燕三条JCとして、7年前のあの時の先輩達の志を今一度、想い返し実践する時がきた。

下田地区の土砂崩れ、浸水、崩落は予想以上だ。みんなに支えてもらいっぱなしであるけれど、もう1回力を貸してほしい。

昨年、次年度理事長承認の総会の時にスピーチした内容をもう一度、掲載させてもらう。この気持ちで1年がスタートしたんだ。後半も想いを新たにして、次年度へしっかりとバトンを渡したい。(以後、長文お許しを)

――――――――――――――――――――――

この地域にJCが誕生して40年以上が経過し、これまでの先輩諸兄のこれまでの功績に敬意を表したいと思います。

そして理事長職を拝命するにあたり、歴代理事長の方々のお名前を見るたび、また私が入会してから、直接ともに同じ時間を過ごしてきた燕三条JCになってからの各年度の理事長を思い返すたび、私のようなものが、この名門「燕三条JC」の理事長の職についてよいのだろうか?と本当に迷いました。

しかし、この迷いを吹き消し、立候補の後押ししてくれたのは、日々邁進することを怠らず、このまちのことを想い活動する運動するメンバーの姿があったからです。私ひとりでは何もできません。

しかし、みんながいればきっとやれる。きっとうまくいく。この燕三条JCのメンバーであることを誇りに思い、先輩諸兄からしていだいだいたように、私よりあとを引き継いでくれるメンバーへの恩送りと思い、理事長職を受けることを決心しました。

私が入会した2003年は燕市と三条市の合併を問う燕市住民投票が行われた年でした。
入会したての私は、合併の意義もよく理解しないまま住民説明会の集会所の準備、チラシポスティングを手伝いました。

理解していないのに何故、動いていたかと言えば、それは、手伝いをお願いする燕三条JCの諸先輩・会員のメンバーに並々ならぬ熱意があり、それを肌で感じ感覚的に、これほど一生懸命に、しかもボランティアでまちの事を考えている人たちとなら一緒にやっていてもいいはずだと感じ取ったからではないかと思います。

残念ながら700票差で、燕市・三条市の行政区としての枠組みでの合併の道は途絶えましたが、翌年の2004年にあの未曾有の大水害が三条市を襲います。

私は直接被害を受けなかったメンバーのひとりとしてボランティア活動に参加しましたが、三条市の半分が壊滅状態のなか、残った三条のメンバーと燕メンバーのボランティアセンターの立ち上げ、1ヶ月以上に及ぶセンターの運営をみたとき、燕三条JCが行政に先かげてひとつになっていること・燕三条をひとつにしよう!と言っている意味が理解できました。

こういう仲間達とまちづくりを通じて、刺激を受け自分自身を成長させるために、この燕三条JCという学び舎があるんだと。

JCの目的は何かと聞かれれば、私はひとづくりであると思っています。

もちろん、明るい豊かなまちづくりが、大目的ではありますが、

そのまちをつくるのも「ひと」です。我々メンバーです。

人はひとでしか磨かれない。先輩から再三教わった言葉です。

出会わなければ、知ることも、気づくこともなく、気づかなければ変わることもできない。

「出会い」は人々に気づきを与え、運命を変えていきます。

来年は「出会い」と「元気」をテーマに、LOMメンバーに、またこのまち燕三条に

「元気」していきたいと思っています。

130人以上のメンバーがいれば、話したことのないメンバーもいるはずです。

目の前に「出会い」があるのに、この場に気づきのチャンスがあるのに、

みんなは、そのために入会したのではないのですか?

まずはメンバー同士が磨きあい、燕三条JCがひとつになりましょう。

そして「元気」なLOMになりましょう。

元気な我々が、地域のひとと「出会う」ことで、元気を伝播していこうではありませんか。

おそらく一生暮らし続けるであろうこのまち燕三条。

だから元気なまちであってほしい。

JCに入会して出会うことのできた仲間はかけがえのない生涯の宝であり続けたい。

みんながいれば、きっとやれる。きっとうまくいく。

燕三条JCが元気に、そしてひとつになろう!

来年1年間、よろしくお願いいたします。

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「理事長の想い」7月号 ~「誰のための、何のための」~

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「誰のための、何のための」

2011年も半分が終わった。そして暑い夏が始まる。「出会い」と「元気」をスローガンに掲げているが1月からの新入会員は6名。

震災もあり活動を変更したり、ストップしたりした事もあったが、さすがに6名はさみしい。

7月例会担当の元気な会社委員会は「会員拡大」担当でもある。

後半戦7月例会をきっかけに、気温の上昇とともに熱く熱く会員拡大を盛り上げていきたい。

元気な会社委員会は例会開催に先立ち「元気な会社訪問」と題して燕・三条で元気に頑張る3社におじゃまして、社長さんから工場を案内してもらい、会社を引き継がれてからこれまでの経緯や経営に対する心構えなどをお聞きした。

そこで担当委員長が必ず質問していた内容が興味深い。

「会社は誰のためにあると思いますか?」

皆さんならなんと答えますか?

どうして今の会社を引き継いだのか、この会社で何をしようとしているのか、誰のために・・。何のために・・・。

7月例会では東大阪の町工場が集まって製作し、見事打ち上げに成功した人工衛星「まいど1号」の発起人であり、生みの親とも言える青木豊彦社長をお招きして、プロジェクトにかけた思いやその顛末、モノづくりへの情熱、航空宇宙産業を大阪の地場産業にすることを目指した取組みなどについてご講演いただく。

誰のための、何のためのプロジェクトであったのか、夢をもつこと、挑戦することの素晴らしさを教えてくれる、元気が出る講演会になるはずである。

多くの仲間と出会って「元気」な例会にしていきたい。

(3社の社長さんの質問の答えは、是非、坂井委員長にお聞きください)。

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「理事長の想い」6月号 ~先輩の志を心に刻み、燕三条にこだわって~

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原発問題・震災復興と落ち着かない日々が続いている。

先日もこれまでの燕三条JCとしての活動の縁から「会津若松てらこや縁日」に参加させていただいた。

大熊町の住民の方で会津若松に避難されている親子を対象に行われた。避難されている方々は2ヶ月以上たった今もなお、自分の住まいに戻れず、一時帰宅で持ってこられるものはビニール袋1枚に入るものだけ。

どんな思いでいられるか、正直なところ聞くことができなかった。

あいにくの雨であったが、参加された親子、鎌倉や会津の学生達の表情は明るかったのが幸いである。

振る舞った食材(たれカツ丼、笹団子、桃太郎)で少しは元気を取り戻してもらえればうれしい限りである。

「出会い」と「元気」をスローガンに走り出しで早5ヶ月が経過した。

後半戦は事業も本格化する。

震災復興も含め、もっと「出会い」があり、もっと「元気」になれるはずである。

燕三条の「元気」を何とかして被災地に届けたいという思いは変わらない。

6月例会では、2月総会での一般社団法人格取得に向けての決議を受けて、その思いや今度の方向性をさらに明確にするため、すでに一般社団法人として活動しておられる山梨・甲府JCさんを交えての研修会が行われる。

2月総会でも述べさせてもらったように、燕三条JCは「ひとづくり」の団体であると思っている。

燕三条JCは予算比率や法律の枠組みに縛られることなく、地域に根ざした、地域の発展を見据えた活動・運動を行っていく過程の中で、経済人として、1人の人間として成長することを目指すLOMなんだと思う。

それが先輩の志であると理解している。

「人は人でしか磨かれない」

本格化する事業を前に、今一度「燕三条のこだわり」を考えてみてほしい。

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「理事長の想い」5月号 ~あなたにとって「ふるさと」とは?~

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メンバーの多くは、学校進学や就職などで燕三条地域から一度は県外に出た経験があると思う。全員がそうだと言ってもいいのはないだろうか。そして県外に出たときに必ず「お国自慢」をしたことがあるはずだ。

 私は学生時代を本州の端で過ごした。燕三条から直線で1000㎞はある。離れてしまえばどこでも同じようなものだが、やはり「遠く離れた」意識はなくならず、テレビ等で新潟(特に燕)の風景や映像が出ると、仲間に過度に「お国自慢」をし、「言い過ぎだ!」と冷やかされたものである。

 県外に未知の可能性を求めて出ていったにもかかわらず、今こうして、燕三条に骨を埋めようとしている。

 ほかにも数え切れないほどのまちがあるのに、燕三条でなければダメなんだ。

 やっぱり、生まれ育った「ふるさと」だ。

 

 被災地の方々も同じ想いだと思う。

がれきの山と化した「ふるさと」。他人からみれば「またここで暮らすことは出来ないだろう」と思うけれど、地元の方々は「またここで暮らすんだ」と復興作業を少しずつ進めておられる。

燕三条が今回のような震災に見舞われたら、私はどうするだろうか?と考える。

みんなにも考えてほしい。

 

 なにものにも代え難く、言葉では言い尽くせない、まちを愛する気持ちがみんなに宿っている。一生涯、暮らし続けるであろうこのまち、ふるさと「燕三条」に元気になってもらいたい。

そして同じく「ふるさと」の復興を願う東北の人にその元気を届けたい。

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「理事長の想い」4月号 ~今できること~

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東北関東大震災におきまして、犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

3月11日午後2時46分。悪夢のような光景がメディアから飛び込んでくる。海岸沿いの町並みをまるごと飲み込む津波。水害を経験した我々でさえ、想像を超える被害の大きさであることが一瞬にして分かる。これは悪夢ではなく現実である。

 あれから3週間。震災が起きた当初は動揺、混乱、焦り、苛立ち、がありすべてにおいて「震災復興」「被災者支援」「自粛」という事を意識していたが、被害の実態が分かるにつれ、我々の成すべき事は、そればかりではないと思うようになってきた。

 

  『今できること』

「祈ることしか出来ない状況の人は本気で祈って欲しい。

でも動くことが出来る人は動いて欲しい。」

祈ることも大切。

動きながら祈りましょう!

小さなことかもしれないけれど、動けることがきっとあります。

お金を募金することも動くこと。

支援物資を提供することも動くこと。

現地へ行ってボランティアすることも動くこと。

自分の仕事を一生懸命やって、税金を払うことも動くこと。

 

遠くにいるから祈ることしか出来ない…ではないですよ。

なんでもいいんです。

いつもよりちょっとだけがんばって、被災地復興のために

今こそひとつになって動きましょう!!

 

~4月例会講師 中村文昭氏のブログより抜粋~

 

長期化が予測される支援活動。無理をしては支援を続けられないが、「何とかしてあげたい」という気持ちをどうしたら被災者に伝えられるのか?考えられること、今できることを精一杯やってほしい。

支援活動で出会うすべての人々に、我々の「元気」を伝えたい。

そして1日も早く日本に「元気」を取り戻したい。

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「理事長の想い」3月号 ~1%の攻防~

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2011年もあっという間に2ヶ月が経過した。関係諸団体の新年会等も終わり、また行政も新予算が発表され、いよいよ新年度が本格的にスタートする。メンバーの会社も新年度予算を策定しているところが多いと思うが、「一番達成したい部分(項目)は何か」

と聞かれたらなんと答えるだろうか。

 様々な答えがあると思うが、誰にも共通するまず達成しなくてはいけないのは『利益を出すこと』ではないだろうか。予算の段階でマイナス(赤字)は、よほどのことがないかぎりあり得ない。どんなにいい会社でも赤字続きでは、いずれ経営は立ち行かなくなってしまう。

 ある経営者の方からこんな話を伺った。

 「売上の1%の利益が計上されれば、この不況下にがんばっていますね。となるが、

売上の1%赤字なら、どうなっているんだ、大丈夫なのか?となってしまう。100円なら1円、この「こだわり」が大事なんですよ。」

 

 2月で学んだ二宮尊徳の言葉である「入るを量って出ずるを制す」

入ってくるもの(売上)を正確に予測して、それに応じた分だけ支出すれば必ず貯まる(利益がでる)という言葉の意味にとらえられることが多いと思う。

青年経済人たるもの「出ずるを制す」という予算管理はもちろんであるが、ただ単に予測するだけでなく、こだわりをもって売上を作り出すという「入るの量り方」を実践したいものである。

 

3月例会では入会候補者も参加していただいて、新潟経営大学の宮脇教授をお招きし

「これからの時代の会社経営とは」と題して、経営のヒントを学ぶ。経営の第一線におられた先生から、多くのこだわりと元気をもらいたいと思う。

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