- 2011-03-01 (火) 0:00
- 理事長の想い
2011年もあっという間に2ヶ月が経過した。関係諸団体の新年会等も終わり、また行政も新予算が発表され、いよいよ新年度が本格的にスタートする。メンバーの会社も新年度予算を策定しているところが多いと思うが、「一番達成したい部分(項目)は何か」
と聞かれたらなんと答えるだろうか。
様々な答えがあると思うが、誰にも共通するまず達成しなくてはいけないのは『利益を出すこと』ではないだろうか。予算の段階でマイナス(赤字)は、よほどのことがないかぎりあり得ない。どんなにいい会社でも赤字続きでは、いずれ経営は立ち行かなくなってしまう。
ある経営者の方からこんな話を伺った。
「売上の1%の利益が計上されれば、この不況下にがんばっていますね。となるが、
売上の1%赤字なら、どうなっているんだ、大丈夫なのか?となってしまう。100円なら1円、この「こだわり」が大事なんですよ。」
2月で学んだ二宮尊徳の言葉である「入るを量って出ずるを制す」
入ってくるもの(売上)を正確に予測して、それに応じた分だけ支出すれば必ず貯まる(利益がでる)という言葉の意味にとらえられることが多いと思う。
青年経済人たるもの「出ずるを制す」という予算管理はもちろんであるが、ただ単に予測するだけでなく、こだわりをもって売上を作り出すという「入るの量り方」を実践したいものである。
3月例会では入会候補者も参加していただいて、新潟経営大学の宮脇教授をお招きし
「これからの時代の会社経営とは」と題して、経営のヒントを学ぶ。経営の第一線におられた先生から、多くのこだわりと元気をもらいたいと思う。