- 2011-09-01 (木) 21:28
- 理事長の想い
小学生の時に世界中の各国のもの値段を当てるクイズ番組があった。(記憶にあるメンバーも多くいると思うが。)
その番組の中では1$=240円でお考え下さいというのが決まり文句だった。
今年に入り円相場は史上最高値を更新。ついに1$=75円台に突入だ。30年で円はドルに対して3倍の価値になった。
私が燕三条に戻ってきた13年前、ガソリンの価格は1リットル88円だった。今、ガソリンの価格は1リットル140円。
10年で1.6倍だ。円高なのに安くなっていない。
今でこそ「ユニクロ」は誰もが知る衣料メーカーであるが、私が大学に通っていた20年前は、山口市の商店街にある、どこのまちにもある衣料小売店であった。
ユニクロ躍進のきっかけの「フリース」。当時はアウトドア愛好家が着るだけの特殊なウエアで値段は、1着7~8千円くらいしたと思う。
それが今や1着1千円しない。しかも着心地やデザインは20年前のそれとは比べものにならないくらい良くなっている。
物の値段が高くなっているのか、安くなっているのか、物の価値が変わっているのか、我々の価値観が変わったのか?
超円高でますます日本経済の空洞化が進んでいる。我々地方都市も例外ではない。
さらに少子高齢化による人口減少で空洞化に歯止めがかからない。
震災直後の日本経済は「何に」明るい兆しを見いだすだろう。
「思わなければ何も始まらない。」
まずは日本をそして地場産業を取り巻く国際経済の諸問題をしっかりと理解し、元気に前向きに活動できる我々でありたい。
そう思う気持ちに、今も昔もないだろう。
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