- 2012-04-05 (木) 13:26
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平成24年3月16日(金) 19時より 三観荘において 第1回まちの防災委員会セミナー「過去の防災から学び、今後に備える」~備えあれば憂いなし~が開催されました。
セミナーはパネルディスカッション形式で進められました。パネリストに杉野真司先輩(2004年卒業)、峯島健一先輩(2008年卒業)をお迎えし、現役から落合直前理事が加わり、古澤委員長がコーディネーターを務めました。40名を超える参加者が平成16年7月13日に起こった7.13水害当時の生々しい話に耳を傾けました。
パネルディスカッションの流れ
①ボラセン立上げの経緯、②LOMの動きについて、③安否確認について(家族、社員、メンバー)、④ボラセン運営について・他団体との関わりについて、⑤今後のJCの災害対応の仕組みについて
講師入場 お世話になった先輩方です。お久しぶりです~。
開会に際しての理事長挨拶 今年度、まちの防災委員会を設けた意義についても話をされました。
古澤委員長による趣旨説明 2007年(10周年)入会の古澤委員長、当時の10周年実行委員長 峯島先輩の前で緊張の挨拶です。
コーディネーターを務めた古澤委員長
パネリスト 左 杉野真司先輩 (2004年直前理事長 7.13水害におけるボランティアセンター副本部長)
中央 峯島健一先輩 (2004年専務理事 杉野副本部長のもと、LOMメンバーの陣頭指揮に当たられ、センターの運営に奔走)
右 落合直前理事長 (2011年7.29水害におけるボランティアセンター副本部長)
ディスカッションより
杉野先輩 「自らの家庭や会社が被災した場合はボラセンの運営まで気が回りにくいのが実情だ。7.29の時はLOMと他団体との関わりが希薄になりつつあると感じた。専門性の高いNPO等の他団体は、ネットワーク作りが苦手なところが多く、こちらから積極的に働き掛けをする必要がある。JCは組織の入れ替えがあるが、NPOは設立時のメンバーがそのまま持ち上がりで運営されている」
峯島先輩 「ブロックのネットワークを利用して、ボランティア用の水の手配の依頼をかけた。原信よりトラック一杯の水が届き組織の力を感じた。日頃からの交流が大切で、当時を振り返り、改めてメンバー間の絆を感じることができた」(ちなみに7.13水害の翌年、峯島先輩はブロックの委員長を受けて、お世話になった方々へ恩返しをされたそうです 落合直前理事長談)
落合直前理事長 「7.29の際は、7.13の蓄積があったため、ボラセン設立から運営までが非常にスムーズだった。他団体との交流も良好だった。特に中越地震、中越沖地震を経験し、何をすべきかを理解した他LOMからの協力は力強く、ありがたかった。しかしその一方で、それを受け入れる側のLOMの熱さが足りず、応援される側の人数が少ない場面が多く、じくじたる思いがあった。力を合わせればものすごい能力を持っているLOMだと思っている。皆が爪を隠さずに災害に立ち向かって行けるLOMになってほしい。燕と三条が一緒になった広域LOMだからできることがある」
用意された席を埋め尽くした40名を超えるメンバー パネリストの熱い想いをメモを取りながら真剣に聞き入っていました。
五十嵐理事長、丸山専務、担当の中山副理事長も何度も頷きながら先輩方の話を聞いていました。
席が足りないため最後列でノートにしっかりメモをとる渡邊大輔副委員長
司会の丸山正晴君もメモってます。
資料作成担当の中澤泰二郎君は発言者別に要点をまとめていました。きっと第2回セミナーの資料になるんでしょう。
タイムキーパー役の足立典義君と相場幹事 坂井執行理事も心配そうに見守っていました。
質疑応答にて 樋口憲太郎君による「ボラセン運営において一番きつかった事は何ですか?」
杉野先輩「日々入れ替わるボランティア達のハイテンションに合わせることによる精神的な疲労」
峯島先輩「ボランティア送迎等のマッチングによる苦労。休日は1日で最大2000人を超えるボランティアの受け入れを行った」
落合直前「参加者メンバー集め。下田と保内の2か所に分かれていたため大変だった」
事前にLOMメンバーに対して行われたアンケート結果の発表もありました。
パネリストの皆さんもLOMの現状について、興味深くスクリーンに見入っていました。
中山副理事長による謝辞 「他団体とのネットワーク作りの大切さを感じた。JCが地域から求められている役割を自らがしっかり理解し、LOM内の意識を高める必要がある。まちの防災委員会が先頭に立って取り組んでいくことが先輩達に対する恩返し」と締め括りました。
これまた10周年実行委員会における当時の中山幹事が当時の峯島実行委員長に向けての挨拶となりました。こういった形での恩返しもいいですね~。
盛大な拍手によるお見送りとなりました。
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