- 2013-04-23 (火) 8:49
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日にち:4月17日(水)
場所:リサーチコア6階 研修室
主管:未来への教育創造委員会
2月に行われたセミナーに引き続き燕北小学校廣田芳宏校長先生をお招きし、
「出前授業の手法や内容をより理解するためのセミナー」を開催した。
司会進行は新入会員の二村君を抜擢。緊張しつつも堂々と務めた。
早川理事長挨拶
岡部委員長、趣旨説明
「前回に引き続き出前授業を行う必要性についてのセミナーとなるが、
今回も燕北小学校 廣田校長先生から協力いただき、先日國學院大学の教授安野功氏が燕北小学校において
出前授業を行なった模様を映像を交えてお伝えし、6月から計画している出前授業に繋げるセミナーとなる。」
燕北小学校 廣田芳宏校長先生
「今回も校長という立場としてではなく、岡部委員長の知り合いの一人として
話をしたい。」
2月25日に燕北小学校に國學院大学人間開発学部安野功教授をお招きし、小学校5年生に「示範」授業を行ない
子ども達に様々な手法を用いていかに気づかせるか?気づくことが出来れば子ども達は率先して話すようになる。
そのための手法について廣田校長は具体例を交えて身振り手振りの講演。
安野教授の映像から
・子ども達に授業の中で問題を投げかけ、喋らせる工夫が必要。
・子ども達の意見を吸い上げるためにも距離を近くする工夫が必要。
・子ども達はちょっとしたことでも褒めて上げる事が重要。
・子ども達は認めてあげると嬉しい。
以上のことが授業において特に大事なことであると述べ、そのことを踏まえて
廣田校長は安野教授の授業に於いての行動を分析し、
・子ども達の話にうなづく、
・子ども達に近づく。
・手を差し伸べたりする。
以上のことを意識的に行っている事をポイントに挙げ、一方で
「一人の目立つ子だけの授業にしては行けない。いかにして他のどちらかといえばおとなしく、控えめな子どもに
意見を引き出してもらうかに注力すべきである。おとなしい子どもでもきっかけを作ってあげることにより、
気づきが出来て自ら話し出すようになる。我々はそのきっかけ作りに注力すべきである。」と語り、
また、「今の授業で教師は、教科書通りの説明に終始している授業では絶対にいけない。」と言われておりました。
戦術的には
「見通しをもたせ」
→活動を通して子ども自身に「気付かせ」
→分かったことを「再構成」させ
→「考えさせる」
また、着眼点として
・「子ども達のサインを見逃さない」
・当たり前の生活を基盤として
・ねらいにむけた「ぶれない」姿勢・示唆
実は、教師自信が重要な教材と語っている。
また、授業に臨む前の手法として、
1時間(授業45分)の設計図を書く
↓
子ども達に何を感じて欲しいか(気づいて欲しいか)
↓
結論付けをする
と、授業を事前にイメージすることも重要である。
そして山本五十六語録を用いて、授業に臨む基本姿勢として、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。」
「話し合い、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
この言葉に凝縮されていると語った。
最後に廣田校長先生を囲んで参加メンバーと記念撮影
未来への教育創造委員会メンバー、5月例会、6月から始まる出前授業に向けて気合十分。
6月より燕三条青年会議所メンバーが各学校に出向き、出前授業を行います。
その様子はまたご報告させて頂きます。
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