6月公開例会 「地域のネットワークに関する講演会」
~災害に強い地域づくりとは~
主管:地域ネットワーク委員会
6月10日(月)18時30分より、燕三条ワシントンホテルにおいて6月公開例会を開催しました。
6月例会は燕三条地域で活動されている他団体の方々をお招きしての開催です。
講演会前に燕三条青年会議所メンバーのみでの定例の例会を開催しました。
まずはじめに早川理事長挨拶。
6月1日付にて新しいメンバーが6名入会されました。
壇上に6名登壇され、それぞれ紹介されました。
新入会員の方々、入会おめでとうございます。
共に燕三条を盛り上げていきましょう。
JCメンバーのみ対象とした1部終了後、本日の講演を楽しみにして頂いていた
他団体の方が来場されます。
今回の講師は特定非営利活動法人レスキューストックヤード
代表理事の栗田 暢之氏です。
まずは担当委員会の足立委員長から講師紹介ならびに趣旨説明です。
いよいよ講演開始です。
今回の講演会のキーワード。
ずばり「ネットワーク」です。
このネットワークこそ災害発生時には必要不可欠と栗田氏は話します。
日本全土を震かんさせた東日本大震災。
栗田氏は各仮設住宅や避難施設を回られ、様々な光景を目にされたそうです。
住居のカギを無くしたと探し回るお年寄り。子どもを震災で亡くし
途方に暮れる親御さん。原発の影響で引越しを余儀なくされた原発の
近隣住民の姿。家、財産すべてを失ってしまった大多数の方々。
それでは、このような被災された方々とってに必要なのは一体何なのか?
確かにこれから暮らしていくためのお金も確かに必要です。
しかし、1番必要なのは心の支え、そしてコミュニティーの構築だと栗田氏は話します。
また、東日本大震災で大きな問題になったのが原発問題です。
震災から2年たった今でも、家族・地域・市町村の分断、賠償対象の方と非対象の方との
格差問題や福島県だけでも今なお5万7千人におよぶ県外避難者の方への対応など
課題はたくさんあるそうです。
それでは、今後支援に必要なことはなんでしょう?
お年寄りの孤独死を防ぐ。元来抱えていた地域の問題のおさらいをする。
そして、原発問題は「福島」の問題ではなく「日本全体」の問題であると認識すること。
また、忘れてはいけないことは日本が災害大国であることです。
東日本大震災をはじめ、阪神・淡路大震災や新潟で発生した中越地震など、多くの
災害を経験しています。
それでは、この災害に対してどのような対策をしていけばよいのか?
連携・協働という掛け声だけではない「真のネットワークづくり」です。
行政・社協・ボランティア・各種団体・企業等との具体的な連携策を考え、
つながりを強めていくことが大切です。
いつ起こるかわからない災害に対してよく考え、備えをし、そしてネットワークを
強めることの大切さを改めて考えさせていただいた講演内容でした。
松井副理事長から謝辞です。
講演終了後はお集まりいただいた他団体の方を交えた
交流会を行いました。
各団体の方と名刺交換など燕三条地域のネットワークを強める
よい機会となりました。
交流会後はJCメンバー対象となる絆プレート継承と監事講評を
行いすべての会が終了です。
地域ネットワーク委員会、足立委員長から
7月例会を担当する燕三条未来委員会、知野委員長へ絆プレート継承。
丸山監事による監事講評。
最後に栗田講師、早川理事長、足立委員長の3ショット。
栗田講師、大変貴重なご講演、そして本講演会に
参加いただきました各団体の皆様、誠にありがとう
ございました。
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