■三条祭りと燕三条青年会議所
三条祭りは、毎年5月14日、15日にかけて三条市八幡宮の春季例大祭として開催されます。
(三条市八幡宮)
両日は250軒ほどの屋台も軒を連ね、午前中で授業が終わる小学校も多いことから、子ども達や親子連れで賑わいをみせます。
(屋台 風景)
この祭りは「静」と「動」の2つの行事をメインとしています。
【静】
5月15日は、神輿渡御に伴う10万石格式の「大名行列」が行われます。この行列は文政5年(1822年)より代々受け継がれ、現在は三条市の文化財指定を受けています。
【動】
行列が境内にもどって来た時には「舞い込み」が行われます。「舞い込み」では、親が幼い子を肩車して天狗様や神輿、太鼓と一緒に境内を周り、お宮に入ります。泣いてしまう子どもも多いですが、「舞い込み」に参加した子どもは、無病息災に育つといわれ、健康祈願の意味が込められているようです。
私たち燕三条青年会議所は、先人達の築いた歴史や伝統を改めて知り、感謝の気持ちを育むと共に、この地域に住まう方々と交流を深めながら祭りを盛り上げることで、 地域の活性化に寄与するため、「大名行列」と「舞い込み」に毎年参加させて頂いております。
2013年は、理事長 早川滝徳 君以下、 白丁(はくちょう)38名、裃(かみしも)25名、着付け6名、合計69名の参加です。
以下は、出陣式、大名行列、舞い込みという項目で燕三条青年会議所の三条祭りにおける活動を纏めさせていただきました。
■出陣式
出陣式では、全員一丸となって三条祭りを盛り上げるため、三条祭り若集会に出向し、本年度、同会会長を務める丸山鉄兵 君が挨拶を行いました。
出陣式前の着付け作業では女性メンバーも大活躍!1人では着替えられません・・・・
大名行列に参加できなくとも、男性メンバーのサポートを行うことで歴史や伝統を受け継ぎます。
■大名行列
いよいよ出発です。
燕三条青年会議所の役職者と本年度で当会議所を卒業する卒業予定者(40歳の構成メンバー)は裃(かみしも)姿です。
本年度の白丁は二番神輿を担当、先人達が担いできた歴史を担ぎ、襷をつなぎます。
本日は最高気温28℃、昨年は曇り空で風もあり涼しかったのですが、本年は汗ばむ陽気です。
「担ぎ切ること」それが毎年の使命です。そのため、休憩ポイントでは必ず給水します。
■舞い込み
八幡様に戻ってきました。
しかし、あいにくの空模様、小雨がぱらつきます。
せっかくの神輿もシートをかぶっています。
道祖神も空を見上げています。
すると神通力が通じたのでしょうか。先程までの雨は上がり、いよいよ舞込み開始です。
境内の周りを勢いよく3周回り、いざぁ拝殿へ突入!
しかし押し戻されます・・・
見せ場の一つ、祭りをまだまだ終わらせたくない想いと想いのぶつかり合いです。
三度目の正直、というわけではありませんが、2回押し戻された後、拝殿へと神輿を入れることができました。
5月15日は、燕三条青年会議所メンバー全員が貴重な体験をさせていただいた一日でした。
三条市の皆様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。
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