日にち:7月16日(火)
場所:リサーチコア6階 研修室
主管:LOM活性化委員会
開会前の風景
オリジナリティあふれるポスター 本井委員長を中心に委員会メンバーがまとまりを見せます。
講師との事前の打ち合わせも入念に行います 受付係の加藤執行理事は笑顔から差し出す手の角度にまで妥協を許さない姿勢はさすがです。「こちらが受付でございます!」
今年度はいわゆるオリエンテーション系の委員会を設けず、入会一年未満のメンバーにとって、
JCの本質を学べる初めての機会となりました。
新入会員オリエンテーションは2回に渡って行われる予定で、まず第1回目は
現役の歴代理事長を講師に据え、これまでのJC生活を振り返り、若いメンバーに想いを伝え、
今後のJC活動の指針となる講演会を行いました。
開会前にこの日と同じく2007年7月16日に発生した新潟県中越沖地震による犠牲者の方々に黙祷。
オリエンテーションという事で、セミナーですがJCIクリード唱和やJC宣言なども行いました。
講師紹介及び趣旨説明をする本井委員長 司会はもはや若手ではなくなったベテラン齋藤政樹君
早川理事長挨拶「今日のオリエンテーションで刺激を受けて欲しい!」
一人目の講師は五十嵐利行直前理事長(第16代理事長)テーマ『SWITCH(スイッチ)』
「自分の入会のきっかけは長谷川直哉君から声をかけてもらったからで、どちらかといえば軽い気持ちで入会した。
入会当初はあまり乗り気ではなく、積極的に参加しなかった。」と現在の新入会員と同じ目線に立って当時の心境を
語り、「やはり役職を受けるようになってから徐々に積極的に関われるようになった。そして、入会4年目に北陸信越
地区協議会の委員会に出向し、地区フォーラムの司会を務めることになり、その時に多くのLOMメンバーが盛り上げてくれた。」
「そして翌年、委員長務めることになるが、大変だったが終わってみれば楽しい思いが残った。終わったから言えることで
あるが、役職をやっているときはつらく、大変な思いばかりで楽しいと思うことは少ない。楽しいと思うことは役職を終えた時に
感じられることである。これは仕事に置き換えても同様で、役職を全うした者にしか感じられないことである」
「理事長を受けるときも大いに迷い、家族の反対もあり、自分にはできないと思ったが、視点を変えて考えてみると
自分が受けなかったら今出来るメンバーは居るのか?と自問自答し、結果的に会に恩返しをするという思いで決断した。」
「理事長の時に“万事全力”をスローガンに掲げ、事業の多さや参加する行事を精査して、一つ一つの事業に
全力を注いでもらおうと考えたが、結果的に前年と変わらない程度の事業の参加数になってしまった。しかし、
15周年式典や、ギネスに挑戦する事業など、メンバーに万事全力で取り組んでもらったおかげで大きな事業を成し得た
事が大きかった」と語り、最後に「JCに入会してやるからには積極的に役職を受けて欲しい。単年度制のJCはやっても一年
やらなくても一年。どうせなら役職を受けて、その立場で一年を全うして欲しい。そして、やるからには中途半端な気持ちではなく
覚悟を決めてやってほしい」「今回テーマを『SWITCH』(スイッチ)にしたが、スイッチなんてものは誰が入れるものでも無く
自らが入れるものだ。」と語った。
二人目の講師は梨本次郎出向理事(第14代理事長)テーマ『想いは叶う』
「2004年1月に入会しましたが、この年は7.13水害に見舞われ自らも会社も自宅も被災し、JCどころではなかった
一年目でした。そしてどちらかといえば訳もわからない状況で2年目に副委員長、3年目に委員長を務めました。」
「2006年に経済力推進委員会の委員長を務め、何気なく聞いたラジオから炭火焼き職人の原伸介氏の話に
感銘を受け、この人の話をなんとか子ども達に聞いてもらいたい、という一心から新潟県央工業高校の文化祭の場で
講演会を開催し、そこで講演を聞いた生徒に夢を語ってもらったが、その中に野球部の生徒が自分の夢に甲子園出場を掲げ、
2年後、見事甲子園出場を果たし夢を実現させた」という感動的なエピソードを披露。
またボードを用いて「2010年理事長時代にまちづくり事業の一環として、カレーラーメンをまちの名物としてPRする
活動をやりました。その活動が今になって実を結び、テレビでも全国的に取り上げられるようになりました。
カレーラーメンの唄やカレーラーメン体操も普及しつつあり、まちのために一心に活動してきたことが全国的に
知れ渡り、奇跡のような結果をもたらしている。それは自分がJCで逃げなかったからだと思っている。」
「今、選挙運動真っ只中であるが、例えば時代は違えど明治維新に活躍した人物は、30歳前後で世の中を変えた。
JCは日本の未来や自分が住んでいるまちのことを本気で考えて行動に移せる」と語り、
また、役職に対する考え方として
「役職は自分自身の写し鏡」「役職が大きければ大きくなるほど自分の欠点があらわになる」
自分の持つポリシーとして
「目の前に二つの道、ひとつは平坦な道、もうひとつは茨の道。その時に茨の道を選択する人生を歩みたい」
「成長のために茨の道を歩む。皆さんも茨の道を自ら選ぶ人間になって欲しい」と語った。
三人目の講師は長谷川直哉監事(第13代理事長) テーマ『Noblesse Oblige(ノーブレスオブリージュ)』
「JCは学校と一緒だと思っている。名門大学はなぜ名門と呼ばれるか?卒業した人が活躍しているからである。
JCも卒業して活躍している人物が世界中にいます。」
「在籍15年であるが、多くの出向を経験させていただいた。入会の翌年にはASPACにも参加し、国際経験も
積むことが出来た。また、出向時の仲間が後に政治家になった例も少なくなく、このような出会いもJCに入会し、
出向を多くさせていただいたことから出来た事である。JCの活動は政治家の延長戦上にあり、日本の中枢を動かす
であろう人物とともに活動できる機会も得ることが出来る。このようなチャンスも多くある。」
また、JCで学んだことを会社に持ちかえって実践できているかどうかについても言及し、
「リーマンショックの影響を受け、自社が苦しい時期もあった。理事長時代には例会講師としてお招きした坂本光司氏の考えを
参考にし、会社に持ち帰りブラッシュアップし、会社をJC化した。JCさながらに手帳を作り、会社の企業理念も作成、
唱和するようになり、委員会も開催するようになった。JCで学んだこと全てをそのまま会社に持ち帰って実践するようにした。」
そして自身が理事長時代にスローガンに掲げたNoblesse Oblige(ノーブレスオブリージュ)については
「直訳すると高貴な責務という意味で、自らが学生時代にイギリスに留学し、そこでの学びからこのスローガンとした。
高貴な人は有事に際して国を護る。JCで学んだことを有事に際して会社を護ることに使えるかどうかが重要である」
「今、皆さんは切符を手にしている状態だと思う。切符を持ちながら旅に出なければ非常にもったいない。
多くのチャンスを生かしてもらいたい。」「我々にとってJCはスポーツ選手にとってのトレーニングの場と同様である。
プロのスポーツ選手はトレーニングをおろそかにすると結果は伴わない。それは会社に置き換えても通じること。」と語った。
真剣に耳を傾ける新入会員 理事長経験者から金言を頂きこれから羽ばたいて行くことでしょう!
質疑応答に緊張気味の新入会員に皆さん。この緊張も学びの一つです。
次回予告
第2回新入会員オリエンテーションは8月19日(月)
講師:加藤修央執行理事 渾身のプログラム『ONE PEACEから学ぶリーダーシップ論』乞うご期待!
最後にみんなでパチリ。第1回なので1本でキメました。
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