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燕三条青年会議所とは

理事長所信

理事長所信

理事長メッセージ

【はじめに】

「誰かのために何かをする」これを本気で考え議論し事業として実施していく。毎年、膨大な時間を使ってより良いまちにすべく尽力している。青年会議所という多くの繋がりや経験を得られる機会に巡り合えたこと、そしてそのような会で自分が活動できていることを誇りに思う。燕三条青年会議所に入会して約10年の月日が経ち、振り返ると数多くの素晴らしい「人」との出会いがありました。入会当時の会員数は110名を超え、毎月の例会への参加は緊張と興奮の連続だったことを今でも覚えております。未熟な私を損得感情無しで叱咤激励してくれた先輩諸賢や同期入会のメンバー、多種多様な人材が居る中で展開されていたJC運動の経験を通じて、今では私を慕ってくれる後輩もできました。たくさんの人との出会いがあったことで今日の私があると感じています。これは私だけが特別に得られたことではなく、燕三条青年会議所を築き上げてきた全ての「人」が連綿と受け継いできたひとづくりへの想いであり、私も「誰かのために何かをする」というJCの本質を実践しながらその想いを受け継いでいく所存であります。

【戦術的会員拡大の成功が人と組織の成長へ直結する】

メンバーの人数は事業の数や資金面、出会いの数など私たちの運動の推進力であり、成長を続けられる組織の一番の要因は、燕三条青年会議所のメンバーが毎年増えていくことだと考えます。近年では会員数は横ばいですが、これから先、会員数は減少していくことが予見され、衰退している組織に魅力は見出し難く、会員の拡大はより困難となるでしょう。この現状を打破するためには、まずは私たち一人ひとりが必ず組織を成長させるという意識を持つことが大切です。会員拡大は行動した量に比例して大きく結果が変わり、現在展開されている交流会やメンバーの声がけ、候補者のリストアップなど地道に一歩ずつ運動を行ってきましたが、メンバーと繋がりの無い新たな候補者も発掘し続けなければ安定した拡大運動にはなりません。既存のやり方だけでは繋がることができない候補者発掘のためにリソースを使うことで、拡大運動の量を最大限高めていきましょう。また、私たちはどんな入会者を増やしたいのか、候補者にはどういうアプローチが有効かを具体的な戦術まで落とし込むとともに、幅広い候補者に運動や活動、魅力を伝え拡大運動の質を高めていきましょう。そして、地道な行動と戦術的な会員拡大の両輪で回していき、拡大運動の量と質を高め、確実に一人でも多くの仲間を加えていきましょう。その先には、JC活動をする中で困難な状況に身を置くことになったとしても多くの仲間がいれば様々な協力や、新たなアイデアを出し合う際に多くの経験や知識を活かすことで状況を一変できる可能性が広がります。また多種多様な人々と出会うことで、異なる文化や考え方に触れることができ自身の視野が広がります。メンバーの意識変革を促すことで魅力的な組織へと確実に成長していきましょう。

【健康に暮らせることが明るい燕三条を創る】

健康に最も密接な関係があるのは「食事」です。食事は人間にとって欠かすことのできない重要なものですが、成長途中の子供達にとってはより一層重要性が増します。燕三条地域は農業も盛んで、何百年も前から続く農家さんや郷土に根ざした多種多様な野菜やお米を生産しており、三条市では平成20年度より完全米飯給食が実施されて以降、肥満率の減少など効果が出ています。また、地産地消にも力を入れており学校給食はもちろん、スーパーや直売所などでは気軽に地元でできた新鮮な野菜やお肉を手に入れることができます。このように「食育」が進むにつれ食生活の改善や健康に生きていくための食習慣が養われるとともに、地域の食文化を通じて郷土への関心が深まり、やがて郷土愛が芽生えてくるものと確信しています。一方現代社会では、多種多様な食品が溢れ加工食品や高カロリーな食事も普及しており、手軽に安く利用できることから現在の食生活からは無くてはならない存在になっているのも確かです。また、流通が発達したことにより、虫食いもなく規格のそろった野菜、新鮮な魚や肉などが簡単に手に入ることで、燕三条地域にはどの様な土地の風土があり、農作物や畜産物が作られているのか興味が湧かず郷土への関心が希薄化しています。手軽さによる健康被害や、そもそも安全だと思っているものが本当に安全なのか、特産物や地元でとれる品物がどの様なものかなど今一度考える必要があります。そのような現代社会だからこそ、大地の恵みや郷土に根ざした文化が沢山ある燕三条から「食育」を通じて健康と食文化への意識を醸成し知識を身につけることで、子供達の健やかな成長と郷土への愛着を育みましょう。

【日本人としての豊かさの追求が未来を切り拓く】

これから先の未来にはWell-beingという概念が主流になり、モノの豊かさや便利になることを追及する時代から、心の豊かさを追求しなくてはならない時代に変化します。幸せを感じるのは人それぞれであり多様性を阻害しては幸せを感じ得ることは叶わず心の豊かさの追求は成し得ません。「幸せ」の語源の一つに、「為し合わせ」という言葉があります。これはお互いにし合うこと、してあげ合うという意味で、自分だけではなくお互いの関係性が重要なのです。日本には昔から「和を以って貴しとなす」という言葉があります。人とのつながりや協調・調和といった姿勢を重視しお互いを尊重し協力することが日本では美徳とされてきましたが、現代社会では人間関係は多様化し、国や人種の垣根を簡単に超えてつながれる便利で豊かな時代になり、ライフスタイルや社会構造の変化、さらにはデジタルテクノロジーの発達により多種多様な考え方や生き方が増え、協調・調和が必ずしも重要視されなくなりました。だからこそ、私たち日本人が古くから大切にし美徳としていた精神性や姿勢を思い出すとともに人の感性や創造性に訴えかけ、日本人らしさの重要性を再認識することで、これから来る新しい時代の先駆者として、他者とのつながりを大切にして幸せな未来を切り拓いていきましょう。

【メンバー一人ひとりの成長と友情が組織と地域を牽引する】

青年会議所は、青年が社会により良い変化をもたらすためにリーダーシップの開発と成長の機会を提供する。これは私たちがいつも言葉にしているJCIミッションです。40歳で卒業を迎える限られた時間の中でどれだけの成長の機会を自らが掴み取れているでしょうか。新たな役職に挑戦する、日本青年会議所・北陸信越地区協議会・新潟ブロック協議会に出向して他地域の同志達と共にLOMでは経験できない規模の事業に携わる、その他にも様々なセミナーや各種大会など自らが求めれば求めるだけの成長の機会があります。様々な機会を掴み取れるよう志を高く持ちましょう。そして自身の成長と共に大切な事は、かけがえのない友情を築くことです。地域社会へ奉仕するために、仲間と共に修練を重ねた先に深い友情が芽生えるのです。修練には挑戦が必要不可欠で、挑戦には覚悟と環境を整えることが重要です。挑戦している中には、つらい時も挫けそうな時もあります。そんな時は初心に立ち返り覚悟を持った仲間と助け合い、また前を向いて歩きだせば必ず成長し、自身の成長によって周りの人へ与える影響は大きく、メンバー同士で研鑚しあうことで成長の速度や幅が広がっていくのです。青年会議所の三信条である奉仕・修練・友情をしっかり理解し実践していくことで、青年会議所でも地域でも大いにリーダーシップを発揮し社会により良い変化をもたらしましょう。

【おわりに】

「恩送り」受けた恩を違う相手や大勢の人に返す。これが風土になっていることは組織の強さや魅力だと思います。先輩からいただいた恩を後輩へ送っていく、まちづくりを通したひとづくりをしている団体だからこそ大事にしている精神なのです。私が先輩からしていただいたご指導や心に残る言葉など受けた恩義を、この先5年、10年とJC運動を展開してくれる後輩たちへ返せる機会を最大限活かすために新たなことに挑戦し、自分の限界を少しずつ超えて成長していく所存です。共に、より良い燕三条地域になるようJC運動を推進して参りましょう。

修練は真の友情の礎
失敗を恐れず、何事にも挑戦し
ともに燕三条を発展させよう

【運動方針】
1.燕三条ビジョンの推進(PT)
2.量×質を最大化する戦術的拡大運動の推進(拡大)
3.組織が成長することへの執念と熱意の醸成(拡大)
4.健康と食文化の意識や知識を持った人とまちの創造(青少年)
5.日本人の持つ精神性と姿勢が創り出す人間関係の構築(日本)
6.感性と創造性が織りなす心の豊かさの追求(日本)
7.挑戦し続けることのできる人材育成(人材育成)
8.JC三信条を理解し深い友情を持った人間関係の構築(人材育成)
9.メンバーの参画意識を促す円滑な組織運営(事務局)





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