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2008年5月8日(木)午後7時より三条・燕地域リサーチコア マルチメディアホールにおいて、5月例会「まちの魅力についての研修会」〜地域から食料問題を考えよう〜が開催された。 嘉瀬一洋理事長は挨拶の中で、昨年掲げた燕三条JC宣言、県央のビジョンについて触れ、今年度、(社)燕三条青年会議所が取り組んでいる寺子屋つばさ事業について、なぜ我々がこの県央地域で、まちづくり、人づくりの事業に取り組まなければいけないのかを考えてみてほしいとメッセージを送り、通常のセレモニーを40分行い、研修会に移った。 研修会は二部構成で行われ、第一部はハートプラザ 主宰/食育研究所 専務理事の高久 俊秋(たかく としあき)氏を講師に向かえ、米の歴史、農業の現状、食育についてご講演いただいた。 講師の高久俊秋氏は、まず、食に関する危機感について話をされ、世界レベルで食料が不足していること、国内においても米の減反を行いながら、外国からの輸入に頼っている現 状について説明し、より安心で安全なものを食べるために自分達ができる第一歩として、地 産地消への取組みの重要性を述べた。 また、食育とは「徳育」「体育」「知育」の3本の柱から成り、食を通じて人間味を育むためには、特に「徳育」=躾(しつけ)が大切だと話された。 第二部は、今回の例会を主管した寺子屋地域ネットワーク委員会のメンバーによる県央地域についての発表があった。三条市、燕市、弥彦村の食料自給率についての考察、今我々ができる取組みとして、この地域の特産物の直売所を知ることから始め、家庭や様々な場に伝えてほしいと締めくくり、研修会は終了した。
取材者/寺子屋広報渉外委員会 長谷川 貴大
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