社団法人燕三条青年会議所〜志あるところに道あり〜

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 2008年6月9日(月)燕市文化会館において、6月公開例会 親のあり方に関する講演会〜人には聞けない 子ども問題撃退マニュアル〜が開催された。

 講師には、(有)塾教育学院・メンタルケア部門代表の長田百合子氏。氏は、31年にわたり愛知県内各所に280軒以上の学習塾を開設し子供たちに数・国・理・社・英の五科目を指導する一方、不登校、引きこもりなど子供の問題を抱える家族のメンタルケアを行い2000件以上の問題を解決するなど行っている。

 講演の中で長田氏は、31年の経験のなかから、昔は子供の問題など無かった、人間として当たり前の行き方をしていたから。今は、親を意識改革させ、親が変わらなければ子供も変わらない。親は、子供が引きこもり、不登校となると心療内科などの医療機関を受診し、病名を付けられ向精神薬を処方される。この薬は、非常に強い依存性を持つ薬で、手を出すことは簡単だが一旦服用するとなかなか止めれず、量が多くなることはあっても少なくなることはない。心の病には、薬物に頼らない対処が必要と訴えた。

 

 メンタルケアの一例として、ズボンをちゃんと穿いていない者を、何も言わずに幼稚園に一緒に連れて行く。すると、園児たちはズボンが下がっていることに気づき笑われる。園児は、ズボンはちゃんと腰まで上げておく、シャツを出してだらしないことは親から、先生から教わっているからだ。その少年は、恥ずかしながらもズボンをきちんと穿くようになる。このことが、現場に即したメンタルケアである。だから、親、特に母親は幼少の頃から子供に躾を教え、父親を尊敬させるようにし、人様には迷惑をかけるなと家庭の序列を教えることが大切だとした。
 

 

取材者/寺子屋広報渉外委員会 富澤 誠

 

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