社団法人燕三条青年会議所〜志あるところに道あり〜

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 2008年7月8日(火) ハミングプラザVIP三条にて開催されました(社)燕三条青年会議所 7月公開例会に於いて『後継者育成に関する講演会 〜失敗から学ぶ事業承継のあり方〜 』が行われました。

 講師には自らの体験を活かして後継者経営戦略研究所を設立し、経営コンサルティングとキャリアカウンセリングを組み合わせた独自のアプローチから企業経営者・後継者を支援しております大島康義先生を招きしました。
 この日、講演会場には青年会議所会員を含めて、会員以外にも非常に多くの燕・三条地域の企業の後継経営者の皆さんが真剣な眼差しで集まりました。


 その会場のステージに立ち、大島先生の講演に先立ち(社)燕三条青年会議所 理事長 嘉瀬一洋が「青年会議所は自ら体感し、自ら汗を流さなければ何も教えてくれない団体です」と挨拶し、大島先生はその言葉を引き継がれる様に、自らの事業承継の失敗・会社経営の失敗・そして「私は何を学んだか?」を先生と同じく企業経営者・後継者の立場にある講演参加者に向けて痛みを伴いながら話しました。



 事業承継って何?

 大島先生は自らの体験を通じ、事業承継の本質にはあくまで後継者主体の視線があり、後継者が受身に回って先代の経営者から「譲って“もらう”」「継がせて“もらう”」と“もらう”立場で自らの在り方を捉えていると非常に危険、大きな失敗に繋がるとお話しました。
 何故なら“もらう”立場であると思考も行動も常に後手後手に回り、仮にその時点で失敗を犯していても後になってからその過ちに気付くという罠に陥り易いと先生は解説 しました。
 そして先生は続けます。「考え方を変えなければなりません、自ら積極的に前へ前へと打って出なければなりません、事業承継とは超友好的な“乗っ取り”なのです」


 事業承継が乗っ取り?

 先生は自らの「会社経営に自ら責任を持たねばならない」と説明しました。
 覚悟を決めて自ら事業承継で会社を“乗っ取り”、また自ら会社経営に“乗り込む”ことで先手先手で戦略を練り、有能な幹部を集め、また先代の経営社が残した企業としての会社の武器を積極的に活用し、何より自らが経営する会社に新しい価値”を生み出そうと自らが必死になると解説 しました。
 重要になるのは経営者としての決断力と機動力、価値あるものを受け継ぎ、新しい価値を生み続けるためには自らの、そして自社の“強み”が何かを的確に認識し、そして的確に武器として活用しながら前進しなければならないのです、可能性を追求するために。


 可能性の追求

 大島先生は講演の最後に、「事業承継・後継者の“本道”とは自社の可能性を追求すること、自分自身の可能性を追求すること、そしてそのために自分自身を燃焼させることにある」と話 しました。
 そして、やるならやる、結果が出なくても出るまで続ける、それが可能性を追求するということ、「嘉瀬理事長の言葉をお借りすれば『志あるところに道あり』、正にそうなのです、それが良い人生なのです」と講演を締めくくりました。

 

寺子屋広報渉外委員会 /幹事 岡田 健太郎

 

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