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9月28日(日)12時30分より、 いい湯らてい内スポーツセンター ハヤブサにて寺子屋つばさ事業「体験・発見・全てに感謝」の第3回・稲刈り体験が実施されました。 優しさの続き 本来のスケジュールであれば一週間前の9月21日(日)に5月11日(日)に子ども達が植えた稲を刈り取る予定でありましたが、その一週間前の日曜日は雷雨警報が発令されたために事業は中止に。 誠に残念ながら子ども達が植えた稲はこの一週間で刈り取らなければならない段階にまで成長し、この事業に全面的な協力をして下さっている農家の若林さんと目黒さんの判断で28日を待たずに収穫して頂くこととなりました。 ですが、その若林さんと目黒さんの御好意で、まだ刈り取りをしていない棚田のもち米を収穫させて頂けることとなり、子ども達は無事に稲刈りを体験することが出来ました。 しんどい思いを 稲刈り体験に先立つ開会式にて(社)燕三条青年会議所の理事長 嘉瀬一洋は「農家の皆さんは毎日自分達の手で大変な作業をして私達の食卓にお米を届けて下さっています。今日、稲刈りを体験する皆さんにもそういう、しんどい思いを体験して大切なことを学んで欲しいと思います」と挨拶し、それでも子ども達は臆することなく元気一杯に「はーい!!」と返事をして「大変な作業」へと立ち上がりました。 黄金色の斜面 スポーツセンター ハヤブサから棚田に向かう途中、刈り取りを終えた春に自分達が苗を植えた田んぼを少し寂しそうに見やりながら、それでも子ども達は意気揚々と棚田に向かいます。 坂道を登って目指す棚田に到着。黄金色の稲穂の群れを目にした子ども達の歓声は、丁度、車で坂道を越えてその向こうに青い海原を視界に迎えた時のそれに似ていました。 子ども達は稲刈りの手順、刈った稲の縛り方、そして稲刈りに使用するのこぎり鎌の危険性を真剣に、とても素直な面持ちで聞き稲刈りを開始しました。 いざ稲刈り! 稲刈りが始まって目を見張ったのが子ども達の積極性。それも一人一人が「僕が!僕が!」「私が!私が!」と飛び出すことはせず、それぞれがそれぞれの担当で自分の役割を積極的に果そうとする、「チーム」としての積極性。 第1回・第2回を経て子ども達の連帯感・結束力・団結力が深まっていたのかも知れませんが、「稲刈り」という「未知の敵」を前にしてもこの強力なチームは更に強く一つとなって前へ前へと作業を進めます。 稲刈り開始直後は農家の皆さんも「早く刈らんと夕方になんろ〜」とおっしゃっていた広い棚田の稲が、あれよあれよと刈り取られました。そして、その作業のどの場面にも子ども達の必死な表情が輝き、また互いに掛け合う声が響いてました。 感謝の気持ちを 稲刈りが終わると、はざ掛けして稲を天日干しにします。ここで、はざ掛けされた稲をバックに記念写真をパチリ!ですがこれでこの日の全てが終わった訳ではありません。 怪我することもなく、無事に稲刈りを終えることが出来た子ども達はずっと自分達を見守って下さっていた山神社に感謝の気持ちを込めて落ち葉のお掃除。掃除が終わると帽子もバンダナも取ってニ礼ニ拍手で参拝しました。 キラキラ輝く ハヤブサに戻って閉会式。理事長 嘉瀬一洋は「皆さん、疲れたでしょうか?最近は便利になってコンバインが稲刈りの作業をしたりもしますが、昔は今日みたいに全て農家の方の手作業で稲を刈っていました。今日の疲れがあるからこそ、来週、お米もおいしく炊き上がると思います」と挨拶しました。 また今回の事業の主管委員会である地域ネットワーク委員会 委員長 加藤将利は「来週、実際に皆さんが植えたお米を実際に食べます、楽しみにしていて下さいね!」と子ども達に呼び掛け、この呼び掛けには流石に疲れ切っていた子ども達は開会式の様な大きな声での返事とはなりませんでしたが、開会式よりも遙かにキラキラと輝く、まるで黄金色の稲穂の様な瞳で、子ども達は加藤委員長を見つめておりました。
取材者 寺子屋広報渉外委員会 幹事 岡田 健太郎
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