【チーム燕三条情報発信局⑥】 三条凧協会会長 須藤 謙一さん

2020.08.20

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皆さんこんにちは!まちづくり委員会です!

燕三条情報発信局第6弾今回は三条凧協会 会長の須藤謙一さんにお話をお伺いしました。

新型ウイルスによって残念ながら今年の三条凧合戦は中止となってしまいました。

そんな中で新型ウイルスの収束を願って揚げた魔除の六角凧についてお話しをお伺いしました。

 

【燕三条情報発信局⑥】

三条凧協会会長 須藤 謙一氏

新型ウイルス収束を願って魔除けの六角凧

 

【三条凧協会会長 須藤謙一氏について】

須藤さん:昨年より三条凧協会の会長を務めております須藤と申します。三条凧協会は明治から100年以上続く団体です。私は協会の会長もやりながら須藤凧屋の6代目という立場でもありますので凧の作り手と凧合戦を運営する立場の両方で携わっております。

 

【新型ウイルスの影響】

須藤さん:新型ウイルスの影響を受けて66日、7日に開催予定だった三条凧合戦が中止となりました。例年ですと4月頃から準備を始めて毎週のように練習を行います。

開催中止を受けて皆さんから残念だという声をいただいております。私ども協会としては来年の開催に向けて話し合いをしている状況です。

 

【魔除けの六角凧について】

須藤さん: 新型ウイルスの対応については基本的には三条市のガイドラインに則って行っています。凧は屋外で揚げるものなので問題ないかというとそうではなく、人同士が密着しますし、三条弁で大声も出すことになります。そういうところをどうやって回避していくかを現在検討しています。そんな中で凧合戦を中止しようと決めた時に執行部のメンバーから凧合戦ができずにもどかしい思いがあると言う声があり、疫病退散の願いを込めて「鍾馗様」という魔除けの意味合いをもつ六角凧を協会で作って八幡様でお祓いをしてもらってから揚げようということになりました。揚げた後に片付けておくのはもったいないので三条市の皆さんに見てもらえるように三条市役所に飾ってもらえればと思って揚げ終わってから急遽飾ってもらうことになりました。

【より良い燕三条地域に向けて】

須藤さん: 若い人にどんどん活躍していってもらいたいです。三条市で凧屋はうちだけになりました。いろいろな産業がある中で若い人が伝統を引き継いでくれるまち、職人が頑張れるまちになってほしいと思っています。

 

【今後の展望について】

須藤さん: 三条の凧は隣の白根、見附に比べるとまだまだPRが足りないし、携わる人も少ないと思います。私よりも若い年代の方は凧を揚げたことがない人や親御さんでも凧を揚げることができない人がいっぱいいると思います。去年は三条マルシェさんと同日開催で多くの方に見てもらいました。携わる人と見る人を増やしてもっと賑やかな凧合戦になるよう目指しています。

【燕三条地域の方へメッセージ】

須藤さん: 今年は凧合戦が中止となりましたが来年は初夏の大空に壮大に凧合戦を開催したいと思います。

凧揚げて気分晴ばれ!

須藤さん、お忙しい中取材のご協力ありがとうございました!

来年の三条凧合戦が楽しみですね!

 

 

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