「三条祭りと三条神楽」
2021.05.02
三条祭りについて、第3回目は、「三条祭りと三条神楽」についてだクマ。
第1回、第2回目は、三条祭りの始まり・見どころについてお伝えしました。
残念ながら、今年の三条祭りは中止になりました。
三条神楽の奉納については現在情報が明らかになっておりません。
三条神楽とは出雲神楽系統の神楽で、約200年前から新潟県三条市に伝承され続けている伝統芸能です。
確かな記録がありませんが、出雲から山陰地方、北陸地方を経て三条の地に伝えられたものと考えられています。江戸時代の文化8年(1811)には、三条町八幡宮で神楽が舞われていたことが古文書などに残っていますが、その起源はさらに遡るものとみられます。
市内各神社の神楽は八幡宮(八幡町)から伝わったと考えられています。
三条神楽は昭和38年に新潟県無形民俗文化財に指定されました。
三条神楽保存会(全6社が集まる団体)は、2008年に三条市で初めて地域文化功労者文部科学大臣賞を受賞しました。
三条神楽は、八幡町にある八幡宮、神明町にある神明宮、大崎にある中山神社、塚野目にある白山神社、保内にある小布勢神社、そして田島の諏訪神社の6社で伝承し続けられています。各神社の伶人は三条神楽の舞や、太鼓と篠笛による楽を伝承、保存しています。また、伶人のほかに稚児と呼ばれる子供たちも三条神楽を受け継いでいます。
各神社は春・秋祭りや各種祭典などで三条神楽を奉納しますので、5月の三条祭りでも毎年奉納されています。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
○若衆会
https://www.wakasyukai.org/
若衆会とは…三条祭りにおける大名行列を挙行するための人員確保、当日の行列組立、運行管理を行っている団体であります。
○三条神楽 田島諏訪神社
http://www12.plala.or.jp/tajima-suwajinja/index.html
〇若衆会出向団体
・一般社団法人燕三条青年会議所
・三条エコノミークラブ
・建青会