− 事前学習 − [9月15日]
2008年9月15日(月)
リサーチコア6Fにて、寺子屋つばさ事業『働くことから学ぶ〜ぼくらのまちの仕事体験〜』の事前学習が行われました。
この日の事前学習の目的、それは参加される子ども達の受け入れ先となる(社)燕三条青年会議所シニアクラブの方々から仕事体験の意識付けを分かりやすく説明して頂くことにあり、また仕事体験に必要な準備や予備知識を各体験先で子ども達が勉強することによって当日の9月20日(土)当日の体験をより効果的に実施される様にすることにあります。
事前学習の冒頭、(社)燕三条青年会議所の理事長
嘉瀬一洋は「皆さんには学校では学べないことを鍛冶屋さん・花屋さん・料理屋さんで体験していただきます。
体も使って大変なことも沢山あると思いますが、学校の勉強とは違う体験を頑張って学んできてください」と挨拶し、続いて主管担当委員会
寺子屋JCネットワーク委員会 委員長
薄田和輝は「20日の体験のために分からないことをそのままにしないで、頑張って知識を手にしたり練習に取り組んでください。大変なことや難しいこともあると思いますが、それが楽しいことに変わるように頑張ってください」と挨拶し、また体験先のお店や会社を訪問する時の心得・お客様と接する時の心得・そしてお客様への御挨拶の大切さを説明し、子ども達と皆で挨拶の練習をしました。
引き続き子ども達の受け入れる燕三条青年会議所のシニアクラブの方々の挨拶となり、日本料理
ちゃんこ越葉の樋口徹さんは「挨拶は基本中の基本。もっと大切なことは沢山あります。それがどういうことなのか仕事体験を通じて学んで、お家に帰ってお父さんやお母さんと話し合えるようになってください」と、(株)花の富久屋の高畑進さんは「人の話を聞くときは相手の顔をしっかり見ましょう!厳しいことも多々ありますが、皆さん、沢山のことを学んでください」と、(株)相田合同工場の相田聡さんは「仕事はいつの間にか染み付いて当たり前に出来る様になる日がいつか来ます。そうなると楽しさも辛さも分からなくもなります。それでも、伝統産業を残すための一生懸命頑張る姿を見てください」と子ども達に語り掛けました。
この後、子ども達は各受け入れ先に移動しての事前学習となりました。
料理(ちゃんこ越葉 様)
本日の事前学習では、樋口徹さんに一つの料理ができるまで、多くの手間がかかることを教えていただきました。また、自家畑で野菜を収穫したものもお客様にお出しすることもあり、畑で育てている果物や野菜を見学しました。
料理をただ作ってお出しするのが料理屋さんの仕事ではなく、庭の草取りや畳の掃除 室内の装飾から食品によって使用するお皿へのこだわりなど、こられるお客様に対する心配りが大事だと感じました。最後に体験当日に実施する包丁の使い方を教えて頂き、家で練習してくるようにと宿題をもらいました。
鍛冶(椛鞄c合同工場 様)
初めはさして興味もなく、話をただ聞いていた子ども達が、実際職場を見学したら目の色が変わってきた事が感じられました。その後の相田聡さんからの職場体験当日の話には返事も大きくなり、興味をもって食い入るようにお話を聞いていました。
最後に相田聡さんに質問をする時間があったのですが「1日に鍬は何本できるのですか?」「一番古い鍬はあるのですか?」「この会社はいつからあるのですか?」など子ども達の疑問は尽きる事がなく、体験当日がとても充実したものになると感じました。
相田聡さん曰く、「子ども達が感じるのは、やはり現場!いくら卓上で説明しても感じる事が少ない。実際体験する事が子ども達に感じてもらうのには一番だよ。」・・・本当にそのとおりですね。
花(花の富久屋 様)
お花屋さんの仕事体験の事前学習として、まず花の栽培を勉強し収穫・出荷の体験をするために長岡市(旧寺泊町)にある星農園様へお邪魔してきました。
子ども達はそこで、道具の使い方・花の切り方・花の栽培の仕方など説明を受けながらヒマワリの収穫と出荷を普段している順番で体験しました。子ども達は普段したことのない事を説明してもらい戸惑いながらも頑張って作業していました。
子ども達にとって今回の事前学習は花や作物について考える大きなキッカケになってもらえれば何よりです。
次は体験本番、今回気付いた事を体験本番に活かせるかな!?9月20日が楽しみです。
− 体験当日の記事はこちら −
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