第2回 新人の勉強セミナー

新入会員オリエンテーション
  第2回 新人の勉強セミナー
「一燈照隅、万燈照国」〜マネジメント能力を身につける〜

去る、6月1日(月)PM20:00より三観荘にて、
第2回 新人勉強セミナーが開催された。

新人の勉強セミナーは、全3回を通してJCマンとしてあるべき姿
だけではなく、諸先輩の思いを伝承しパワフルな資質の高い「燕三条
JCマン」になってもらうべく開催するもの。

第2回の講師は、2008年に卒業された
株式会社 中央製版 代表取締役社長 小林吾朗先輩

小林吾朗先輩は、1997年(社)燕三条青年会議所に入会し、
2007年には、第11代 理事長に就任され
・10周年記念式典・記念祝賀会
・島田洋七氏による10周年記念講演会
・県央モバイルオリエンテーリング
・会員交流事業「ダイナミックバーべキュー」
・第2回ふるさとロボコンチャレンジカップ
など様々な事業を行った。

最初に、小林先輩より新入社員研修で使う例を挙げられ、当事者になると見方、
聞き方が違う。より詳細に自分に照らし合わせて考えるようになると話され、
今日のセミナーで明日から実践できることを1つでも2つでも見つけて帰って
いただきたいと、今回のセミナーの動機付けしスタートした。

その後、ご自身のプロフィールを会社とJCとの係わりを時系列に沿って
お話され、その中でまず、いつ頭がいなくなってもできる体制を作ること
で、いろいろな会合に出席し銀行との交渉など行い、いろいろな人に会い
経験を積むことにより、おのずと社長業というのは身に付くもので、慣れ
であるから、今から積極的に行動を起こして形を作って下さいとお話された。

JCを本腰入れて活動するようになったのは入会5年目からで、社長に就任した
年でもあった。その時に上から目線で話す自分に気付き、これは言えば言うほど
足枷を増やし、偉そうに言ってやらなければならない状況に追い込むことで、退路
や逃げの場所なくすことで行動してきた。また、この時期に尊敬できる師に出会い
言われたことで、自分を高めるツールとして3つ決まりごと(@本を読むA外に出
て人に会うBJCに出る>を作り実践してきた。自らにプレッシャーを与えて、上
に立つことの心構えを伝えていただいた。
また、社長とは会社にどっぷりと浸かると会社の全容が見えなくなるもので、膝ま
でくらいで客観的見る目を養って欲しいと話された。

会社組織とはトップ次第であり、マイナスを語ってはならない!リーダーが迷ったり、
問題、方向性を常に指し示さなければいけない。そのために多くを語って頂きたい。
そして、昨年の地域フォーラムでの竹中平蔵氏の講演の中での言葉を引き合いに出し、
旗を立てて、こっちを向かせること。感じない人間には話して話して語りつくすこと。
会社をどれだけ、どうしたいのか語ることで下が考え育って行く。そして、その考えを
伝承する人間を増やして欲しい。それは自分が60歳なった時に20代の社員に響く言
葉が言えるかわからない。しかし、その意思を引き継ぐ”語り部”を作ることで伝えて
行くことができる。これなしでは組織、会社の存続はない。との言葉で締めくくり、
盛大な拍手の中、セミナーは終了した。