理事長から皆様へ
ごあいさつ
〜果そう我々の使命を!〜
第13代 理事長
長谷川 直哉
年頭のごあいさつ 〜果そうわれわれの使命を!〜
平成21年正月
2009年度(社)燕三条青年会議所理事長
長谷川 直哉
皆様、あけましておめでとうございます。本年も(社)燕三条青年会議所を宜しくお願い申し上げます。そして心より皆さんのご多幸をお祈り申し上げます。
平成21年は「100年に一度」とか「未曾有の世界同時恐慌」と叫ばれる中で静かに幕開けました。「こんな時代だからこそ本当にJCが必要なんだ」これは昨年12月3日、安里会頭の方針説明会で開口一番に発せられた言葉です。いまの現役メンバーは、あたりまえですが経済が安定し成熟してからのJCしか経験していません。しかし、JCというのは、景気が安定しているからできたものでしょうか。私はここに、JCの本当の意義を感じています。日本でJCは昭和24年(1949年)9月3日、「祖国日本の復興」を目指し、東京青年商工会議所(現、東京青年会議所)としてたった48名からスタートしました。まさに戦後復興の為、文字通り焼け野原のあとから、若者たちは本気でどうやって力を合わせて未来を作り出すか、という信念によって発足されたわけです。いみじくもそれからちょうど60年経った2009年はその信念に近い時代、この未曾有の経済状況なのではないかと思えてなりません。私たちは、2004年の水害、中越大震災、2007年の中越沖地震と、その災害時にもJayceeとして、地域のリーダーとして共にその復旧に手を取り合い、復興してきた経験があります。そんな有事の時こそ、JC本来の存在意義が試されてきたわけです。
私の所信にも書きましたが、会社の経営者やリーダーにとって必要な能力では、有事の際の判断力、その決断のセンスでしょう。会社の経営は正解のない判断の繰り返しです。そしてJCとはその有事に発揮するセンスや勘を磨く道場であると考えています。だからこんな時代にJC活動を一所懸命行い、家庭を、会社をそして地域と未来をわれわれの手で守ろうではありませんか。同様に、スローガンに掲げました「Nobles oblige」〜果そうわれわれの使命を!〜 にも、この地域の明日を考える、リーダーたる者、青年経済人としての責務を果たして行きたいという想いがあります。リーダーたる者の責務、まさしくJC精神そのものであります。我々は市民であって住民ではない。市民とは、一定の権利を公使して義務を果たし、応分の働きを社会に還元するものと考えます。家庭のリーダーとして、企業のリーダーとして、地域のリーダーとして我々の持ち得るパワーを存分に発揮しようではありませんか。
「人を作り、地域(まち)を造り、未来(あす)を創る」パワフルな燕三条JCであるために。
今年一年、どうぞ宜しくお願い申し上げます。