Future museam未来資料館

生活関連サービスの充実

生活し続けるためには、「住みやすさ」が重要になってきます。仕事や商業施設以外で考えたとき、それは子どもの教育環境や老後の支援などの主に行政から提供されるサービスが重要になってきます。

 

燕三条で考える前に、愛知県長久手市(HP:https://www.city.nagakute.lg.jp/index.html)について記載します。

長久手市は「日本一若い街」と呼ばれており、平均年齢が全国の自治体で最も低く(2016年8月時点)、人口は10年間で10%以上増加しています。しかも増加しているのは20代の若者が中心です。

なぜこれほどまでに若い人が集まるのでしょうか。

そのポイントは4つあります。

 

  • 充実した商業施設
  • 名古屋(仕事場)までのアクセスの良さ
  • 自然豊かな住宅地
  • 小学校から大学までの教育環境

 

これらが共存したまちであることで、「住み続けるまち」として若い人たちに選ばれています。

 

さて、それでは燕三条はどうなるのか。

これまで「燕三条駅を中心としたまちづくり」について記載させていただき、①と②についてお話しさせていただきました。

 

③の「自然豊かな住宅地」については

現在の下田地域のように自然あふれる土地が残っています。ここを残すことにより、仕事や都会の生活に疲れて市民を癒す機能を1つの都市に置くことで、心豊かに生活を送ることが出来き、若い世代の家族が子どもと休日遊ぶ場などにも活用されることになります。

 

そして、④の「教育環境」について、

子どもが遊びながら学べる施設や老後も安心な養護施設、そして公共交通機関などの交通サービスを維持して行くこと、さらには県央地域に大学や専門学校など(今後建設予定)の高校卒業後の進路先を用意することで、子供から、青年から、老後まで安心して暮らせる地域になるのです。

 

またそのためには、県央地域へのアクセスが容易になる交通インフラも重要です。

下田を通り燕三条駅周辺にアクセスし、弥彦村に行けるような1本の動脈道路をを用意し、町の中心から各地観光地域へのアクセスが容易となり、観光資源の活用もさることながら、郊外に住んでいる市民の移動も楽になり、緊急事態が起きたとき今後建設予定の県央基幹病院を利用しやすくなります。

 

 

その為には、独自の都市計画でお記載した、広域連携(下図)をすることで、町村の枠を越え共同で事業を行うことができ、事務の合理化、効率化が可能となります。

それにより行政サービスの向上になり、子供からお年寄りまで、より地場の状況に合わせたサービスを提供し、人々が生涯暮らしたくなる街になっていきます。