基本理念
2014年度理事長 加藤将利己の可能性を信じよ、今こそ限界を破るとき、
己がやらずに誰がやる、青年の力こそ明るく豊かな社会を築く
積極果敢な行動がこの燕三条地域を創る。
基本方針
- 会員拡大の推進、40名入会の実践
- 地域の政策と財政を学び、この地域が必要とする問題点や課題点を探究する
- 明るく豊かなまちづくり実現へ向け、市民が参画意識を持つ意識変革の実践
- 自社の目的と使命を確立し経済活動を通したまちづくりの実践
- 次世代を担う子ども達へ郷土愛を育むために燕三条地域にこだわった青少年事業の実践
- 日本人としての歴史認識と連綿と続く価値観を学び自信と誇りを持つひとづくりの実践
- LOMの組織強化と活性化を図り、地域に必要とされる団体とひとづくりの実践
- 燕三条JCへの理解と協力を進めるため地域に対して積極的な情報発信の実践
2013年度スローガン
限界突破
はじめに
2003年に燕三条青年会議所 (以降、燕三条JC)に入会し、何もわからないまま委員会や例会に参加していたあの日から10年が経ちました。当初は仲間との交流を漫然と過ごし、与えられるままに何も考えることなく活動していた自分がいました。しかし、委員会や理事会にて先輩方や仲間達が地域の未来について深く議論し、例会や事業を通して懸命に取り組む姿を見るたびに影響を受け、共に行動することで意識が変わり、いつしか自分の可能性を信じ、限界を作っている心の弱さを突破する力を、燕三条JCで教えて頂きました。
自分には何が出来るのか、どんな行動を起こせるのか。最初の一歩を踏み出す勇気を燕三条JCは教えてくれます。一人ひとりが一歩を踏み出せばこの地域は必ず変わります。今こそ、己の可能性を信じ一歩踏み出す時です。いつの時代も地域を変革できるのは、我々青年の行動なのです。
会員拡大40名の実践
昨年、40名を超える青年が入会しました。この結果は、メンバー一人ひとりの努力と情熱の賜物であります。今後も引き続きより多くの青年に燕三条JCの魅力を伝えて行きましょう。会員拡大は新しい仲間が参加することで組織が活性化し、新たな気づきを貰えると共に、我々が行う運動の影響力がより拡大していきます。また、自分自身がなぜ燕三条JCに入っているのか、組織の魅力とは、自分の魅力とは何かを深く考え相手に真摯に伝えること、その行動こそ己の存在価値を自覚できる絶好の機会なのです。
さらに、スポンサーは入会させて終わりではなく、新入会員に対して青年会議所とは何か、Jayceeとしての有るべき姿を己の行動で示し、この地域を担っていく“人財”を育成しなければなりません。まさに青年会議所という「学び舎」は、人が人で磨かれる、共に成長する「場」となっているのです。自信と可能性に満ちた青年が己の未来を語るとき、必ず同志は賛同し一緒に行動してくれます。全メンバーが一丸となり、この地域の未来を築く仲間をより多く増やして行きましょう。
未来へのまちづくり
“燕市・三条市を核とした県央中核都市のまちづくりの実現”を目指し、1997年に燕三条JCは設立しました。2003年に行われた三条市と燕市を含めた県央東部5市町村の合併を問う燕市住民投票の結果、残念ながら行政区としての合併は実現しませんでした。明るい豊かな社会の実現に向けて運動している我々は、手段の一つが潰えようとも目的を明確にして地域に根ざした運動を継続して行かなければなりません。しかしながら我々は、この地域についてどれほど知っているのでしょうか。この地域の行政がどのような方針を掲げ具体的な施策や政策を持って運営しているのか、そして喫緊の課題である財政についてより深く理解していなければ明るい豊かな社会を実現する方法を実践することは出来ません。
併せて、平成26年度は三条市、燕市の 首長選挙が開催されます。まさにこの地域を託す代表者を決める重要な機会であります。投票率低下が叫ばれている昨今、地域の中間支援の立場である燕三条JCとして市民の機運を大いに盛り上げると同時に、全ての有権者に対し参加意識を醸成して行きましょう。
企業の目的と使命
我々は青年経済人であり、自社からの期待を背負い青年会議所活動を行っています。バブル不況と叫ばれてから20年以上が経とうとしていますが、市場ではアベノミクスにより株価が上がり景気が浮揚している雰囲気があります。しかし、実体経済では未だに先の見えない混沌としている現況の中、我々中小企業は継続的に安定し生き残る企業となることが必須の課題となっています。自社が成長していなければ青年会議所活動はできず、結果として自社からの理解と協力を得ることなどは出来ません。今、我々は日々の仕事に追われ目前の作業をこなすことに終始してしまい、自社の財務内容や組織効率を把握できず、新しい挑戦の機会を創れずにいるのではないでしょうか。
企業の目的とは、“顧客の創造”であり、企業の使命とは“顧客の満足”であると私は考えています。企業の経営者として、またその中核を担うべき人材として継続的な企業経営には何が必要なのかを学び実践することで経済活動を通した地域貢献に繋げ、明るい豊かな社会の実現に寄与して行きましょう。
未来へのひとづくり
地域の子どもは地域で育てる、そして子ども達にはこの地域に生まれたことに誇りを感じ次世代へ繋げて欲しい。この想いはここに住まう者として当然の想いであります。子ども達にはこの地域が脈々と続く歴史と文化を持ち、多品目が採れる農業とものづくりを中心とした産業の集積地であり、誇りや情熱を持って従事している大人達がいることを知って欲しい。そして学校や塾だけでは得られない学びや気づきを、限られたコミュニティだけでなく年代を超えた多くの仲間たちと共に、燕三条地域らしい試みで体験して欲しいと考えます。地域を知り仲間と体験した経験は、必ず多くの学びと思い出となり人格形成の一環を成し、郷土愛を育み故郷を守りたいと感じてくれるはずです。
また、私たちは地域の一員であると同時にこの国の国民であります。日本人として連綿と築いてきた伝統的な価値観や歴史認識を学び、子ども達に背中を見せて行かなければなりません。地域を愛する想いと同様に国を愛する想いが無ければ本当の国民と国家にはなり得えません。日本人としての誇りと自信を取り戻すために正しい歴史を学びましょう。
LOM組織の活性化
Jayceeには青年会議所で成長する機会が与えられます。例会やセミナーではテーマに沿った学びを得られ、事業構築では目的達成に向けた効果的な手法やチームの力を伸ばすマネージメント能力が鍛えられます。さらに委員会や理事会では、それぞれの立場や経験からの意見を真摯にぶつけ合い、より地域に求められる事業の完成を目指すことで、互いが切磋琢磨し人間的な成長と資質向上が得られます。
しかしながら最近、会議体において活発な意見や、自己の信念に沿った積極的な意見が出ていない様に思われます。なぜでしょう、「時間が延びると思って」「発言が間違っているかもしれないから」「結局は賛成するから反対意見は言わなかった」など、様々な考えがあると思いますが、このままでは互いに本音を言い合える真の友情や仲間との絆など作れず、結果として地域にとってより良い事業が構築できないばかりか、自己満足の事業となってしまいます。今こそ組織内のなれ合いを排し共に成長でき、互いが尊敬できる組織を確立し地域から必要とされる団体を目指さなければなりません。一人ひとりの能力を最大限に発揮できる方法論を学び、真のJayceeとして共に成長して行きましょう。
広報渉外活動
燕三条地域で運動している燕三条JCは、市民を始めとするステークホルダーに対して積極的に運動を発信して行かなければなりません。日々の活動を積極的に発信することで燕三条JC運動への理解、各事業情報の提供、ブランディングを行い地域での協力者を一人でも多く増やす必要があります。また、市民や行政だけでなく多大な協力を頂いている家族や所属企業に対し今まで以上にしっかりと説明し、コミュニケーションツールを利用した燕三条JC運動を発信するべきであると感じます。未だ、この地域では燕三条JCについて知らない方が数多くいます。その方々へ燕三条JCの目的や活動、各種事業の構築工程や決定機関である委員会や理事会など、我々が人生における貴重な時間やお金、労力を提供している活動を堂々と発信して行きましょう。
併せて、広報活動は燕三条JCに所属するメンバー全員が役割を担っていると考えます。 様々な機会においての出会いは、広く青年会議所活動を発信する場となります。メンバー全員がこの地域で一人でも多くの燕三条JCファンを創る役割を担っていると意識し行動しましょう。
おわりに
明るい笑顔で元気よく挨拶している子ども達
希望を持ち活き活きと青春を謳歌している若者達
仕事に誇りを持ち自信に溢れ地域をより良くしたいと行動している大人達
生きがいを持ち培った知識と経験で温かく見守っていてくれている年配者達
光りかがやく地域の未来を市民と行政が協働で築いている“まち”に
誰にもどこにも負けない魅力と郷土愛、誇りを持って暮らしている“ひと”がいる
これこそ、我々が目指す燕三条地域なのではないだろうか、
40歳で卒業が約束されているJC人生で、一生に一度しかない人生で、
後悔をしない生き方を選択しようではないか、
自分の可能性を信じて、己の限界を破る一歩を、さあ今こそ共に踏み出そう!