地域の未来に関するアンケート集計結果!!
いつも燕三条青年会議所のHPを閲覧して頂きありがとうございます。
本調査は自分たちの暮らす地域の未来について、市民の皆さんがどのような考えを持っているかを調査し、一般社団法人燕三条青年会議所の今後の事業構築に反映するための参考資料とさせていただくために実施しました。
調査方法
(地域)燕市、三条市、弥彦村
(対象者)中学生、高校生、社会人
(調査方法)中学校、高等学校:学校への配布による送付回収 社会人:スーパーマーケット等での街頭調査による配布回収
社会人:各種団体事務局への送付、FAXまたはウェブフォーマットへの返信 社会人:燕三条JC会員から社員、知人、友人への配布回収
(実施期間)2015年2月2日~2月21日
回収結果
(配布数) 中学生5463人、高校生3954人、社会人2930人
(回答数) 中学生4834人、高校生2969人、社会人1236人
(回答率) 中学生88%、高校生75%、社会人42%
中学生の部
■アンケート考察
【中学生向けアンケート】
中学生は、なりたい職業について、考え始める時期であり、サッカー選手やアイドルなど夢を書いてくれた生徒が多かったが、特筆すべきは燕三条地域の特色でもある製造業が9.5%と多く、平均的な統計と比べて高い水準となった。また、地域の未来が明るいと思う理由について、豊かな農作物があるからが20.0%と多かった。よって中学生には地域の特色がある程度理解されていると検証しました。一方、不満に感じていることについては遊ぶ場所が少ないと44.6%の生徒が答えています。大型商業施設や遊園地などがあると良いと感じているようです。またその他の回答で学校給食に牛乳が出ないことを不満に感じている生徒も多数みられました。住んでみたいまちについては抽象的な回答が多く、まちづくりのイメージは持ち合わせていませんでした。
続いて高校生の部に移ります。
■アンケート考察
【高校生向けアンケート】
高校生は就職について真剣に考える時期にあり、やはり製造業が12.7%と高い水準だった。一方でサービス業が20.0%と高く、ショップ店員などに憧れている面も見て取れた。地域の未来について、中学生では76.4%がプラスイメージを持っていたが、高校生は68.6%となった。理由として1位は22.0%で駅や道路が整っているからとなったが、半面、その他の回答で弥彦線の本数の少なさなど、交通の便の悪さに不満を抱いている学生も多かった。人口減少や高齢化を懸念している学生もおり、中学生では出なかった回答も見られ、地域の事を意識し始める時期であると言えます。
■アンケート考察
【社会人向けアンケート】
地域の未来が明るいイメージを持っている方が54.9%だった。中学生、高校生、大人と年齢を重ねるごとに数値が下がっている。見識が広がり、様々な角度から地域を見据えている結果であると思うが、半数以上がプラスイメージを持っていることが分かった。理由として、地場産業18.2%や地域ブランド17.1%が、中高生と比べ割合が多かった。しかし、マイナスイメージの理由も地場産業が21.1%となり、いずれにせよ地場産業がどうなるかが地域の未来を占ううえで重要であると考察します。今すぐ取り組むべき課題としては、予想通り人口減少問題が22.9%であった。次いで子育て教育環境13.0%、職人の後継者問題11.8%と続きます。未来の子どもたちに残したい地域の魅力(記述式)では、自然、インフラ、ものづくりなどが挙げられており、燕三条青年会議所のまちづくりの方針と合致する。なお、県央地域の広域合併は6.2%となりました。広域合併について燕市、三条市別で見てみると三条市17%燕市28%という結果でした。
今回の「地域の未来に関する意識調査」は,今後の事業構築に活かして頂く為の調査でありました。今後の事業構築に役立でてより、燕三条地域に明るい豊かな社会を築くために、まちづくり事業やひとづくり事業を通じて、より社会に奉仕・貢献する活動を行って行く所存であります。またアンケートにお答えくださった皆様にはこの場を借りて厚くお礼を申し上げます。
燕三条青年会議所メンバー一同より