9月5日(月) 燕三条地場産業振興センター リサーチコアに於いて、9月例会「日本の力に関する研修会」を開催しました。
相場理事長は冒頭の挨拶で会場に入室する際に一礼する人は増えてきているが国旗に向かって一礼している人が少なかった、入室する際には国旗がどこにあるかということを意識して欲しい。また、日々の行動で『意識してする事』と『無意識でする事』は無意識でする事が9割ほどあるといわれている。日々の行動の中で無意識で行動していることが周りから試されている、本日の事業で誇りある日本人としての行動や言動を無意識でも行えるということを頭の片隅において本日の事業に参加してほしいと述べられた。
そして例会セレモニー終了後、日本人の精神や自尊心を学び郷土愛について改めて考えることを目的とした日本の力に関する研修会がスタート。
まずは戦後に失った日本人の誇りを知ることとして、日本は戦後急速な高度経済成長を遂げて生活が豊かになり少なからず自己中心的な考え方に変わっていった私たちの生活での変化をドキュメンタリー映像で流されました。
続いて2月に行われた日本の力委員会のセミナーの結果を踏まえ、建国以来2676年の間国民が天皇陛下と共に歩み人々が助け合い共存共栄をしてきた日本が世界に誇れる道徳観『日本人とはこうだ』と題した映像が流されました。この中で日本の『和』は輪・環と同じで愛情、大切にするという意味があるという事です。(平和・調和・信和など本当に暖かい言葉ばかりですね!)
そして上記で学んだ『利他の精神』を実際の地域の偉人達の行いからも学ぶ映像発表がありました。
例として戦国武将の杉謙信公は罪のない人々を苦しめることを義としない有名な『敵に塩を送る』という言葉や
戊辰戦争に敗れ困窮した長岡藩に送られた米百俵を国漢学校設立のために用いるなど目先の事だけに捉われず将来のために教育に尽くした米百俵の歴史などの紹介がありました。この映像では先人の心意気・知恵が日本人の元々の精神や郷土愛に引き継がれているんだと感じとれました。
続いて現在も地域で活躍されている元三条市長高橋一夫様、元燕市長高橋甚一様、燕三条自治会長丸山正夫様、西裏館自治会長佐藤正郎様、100km徒歩の旅学生スタッフの方々へのインタビューが流され地域の方々の理解や支えがあり燕三条JCが活動出来ている事を思い起こすプレゼンが行われ
最後に主管した日本の力委員会 河井委員長が総括を行いました。
日本の力とは考えれば考えるほど深いものではありますが家族や職場の仲間の力や地域の人々の支えがあったからこそ日本は祖先の時代から続いてこれたのではないかと感じます。委員会メンバーと一緒に考えた日本人の心得として
~一つ、まちづくり~
市民と共に思いやりをもち相手の立場に立って自主自立の精神で何事にも取り組もう
~一つ、ひとづくり~
困難にあい苦しんでいる人がいたら助け合うのが人民の道です。人を幸せにできたらきっと自分の成長に繋がっていくでしょう
~一つ、くにづくり~
自ら祖先の歴史を学ぶ事が郷土愛、祖国愛に繋がっていきます。それは日本人として誇りを持つことに繋がっていくこととグローバルの社会ではあなたたちが日本人の代表として見られるのです。
身近に感じることの出来る日本の力をもってわれわれはこの町に背中を見せていきましょう。JCとして日本人として当たり前のことを当たり前のようにやって頑張っていきましょうと想いを述べられました。
私たちが燕三条で生活するうえで多くの地域の人々から支えてもらいながら活動しています。この燕三条地域は和釘の製造から始まり世界に誇れる金属加工技術を持つと共に豊富な農作物を作ることのできる恵まれた地域であります。先代の人々がこれらを作り残してくれたことを改めて気付かされました。私たちが今回の例会を通じ郷土愛をさらに育み日本人として誇りと自尊心を確立し、地域の未来の為に活動していく想いを一つにすることができました。
最後に河井委員長より市民の皆様へメッセージがあります。
■例会お疲れ様でした。今どのようなお気持ちですか。
【河井委員長】流す映像の編集ミスがあり、焦りました・・・。
事前準備も当日の流れもあっという間に過ぎ去りました。
■例会の中で一番印象に残った場面は。
【河井委員長】流すドキュメンタリー映像にナレーションを付けていたのですが、作成したメンバーがもっと想いを込めたいとのことで、当日実際の映像に合わせて生でナレーションをしました。感情が移ってとても良かったです。
■最後にHPを見て下さる人に一言お願いします。
【河井委員長】青年会議所では様々な経験を通して自身の成長をもたらせてくれます。
体得できることは沢山あり、その一つが日本の力でした。私たちが生まれ、育んでもらってきた「日本」という国のことを今まで全然わかっていなかったんだなと気付かされました。これからも祖国・郷土にに誇りを持って運動をしてまいりたいと思います。燕三条青年会議所にご期待ください。