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燕三条青年会議所とは

理事長所信

本間隆之 所信タイトル

理事長メッセージ

私には夢があります。

こども達は燕三条というモノづくりのまちで郷土愛に満ちて育ちましたが、進学先は東京の大学で、高いレベルのIoT を学ぶことに決めました。しかし、就職先は東京の上場企業でも海外のメガベンチャーでもなく、燕三条の中小企業を選びました。これは郷土愛からではなく、世界的評価を受けている彼の研究はモノづくりのまち燕三条でこそ活かされるというのです。

職場では研究の成果を存分に発揮して様々な成果を上げますが、やがて一企業では解決できない問題にぶつかります。そこで、中核市ならではの創業サポートを受けることで、燕では世界展開を見据えた商品プロモーションを学び、三条ではインキュベーションセンターを低価格で借り受け、資金も融資制度やモノづくり系の補助金などを活用することによって、スムーズに起業することができました。

会社は順調に成長する中で少子化による採用難に見舞われますが、燕三条の大学がIoTやAI に関する学部を新設したことから、県外の学生がこぞって進学してくるようになりました。高い教育を受けた学生は自分の技術を最大限に活かすことを考え、就職先でのミスマッチを嫌い、インターンを体験した燕三条の企業に就職する流れが定着しました。

3 人の子宝にも恵まれ、大学で知り合った奥さんは、待機児童などの問題はなく安心して暮らしており、新幹線や高速道路などを利用して頻繁に帰省しているようです。中核市としての強みを前面に出した政策によって、様々な商業施設が出店するようになり、買い物や行政手続は近場で済ませることができるようになりました。

彼らは共働きで多忙なため、義父である私に時折子供を預けてくれます。体力は衰え、若い頃のように無理は利かなくなりましたが、県央基幹病院の開院によって二次医療圏が整備され、市民の意識の高まりによって一次医療との連携も強化され、老後の心配などなく、好々爺として健幸的な生活を送っています。

これが私の夢ですが、夢とはビジョンです。このビジョンは私だけのものではありません。我々が目指すべき燕三条ビジョンを私の場合に当てはめて、具体的に落とし込んだ状態です。燕三条ビジョンが市民と共有する夢となり、一人ひとりが具体的な夢を思い描ける状態になってこそ、初めて明るい豊かな地域を目指すことが可能になります。そして、燕三条ビジョンを達成するためには広い自治権が認められ、より地域の実情に合ったまちづくりを行うことのできる「県央中核市誕生を目指し、燕三条市実現に向けて運動する」必要があり、我々は力強く宣言しました。その結果、マスコミを始め、行政や市民にも広く周知され、一部では期待感が高まりつつ、同時に反発も起こっています。ここで問題なのは反発があることではなく、大多数が無関心であるということです。愛情の反対は嫌悪ではなく無関心です。市民の間に議論が起こっていないことこそが問題なのです。

まずは、燕三条ビジョンを言葉だけでなく、あらゆる方法で周知し、協働によって理解を共感へ変えていきましょう。その結果が世論となって行政に伝わります。20年前の合併運動では、市議会の否決によって合併協議会が設立できなかったという事実があります。同じことを繰り返さないためには、総合戦略に則って世論を目に見えるカタチにすることで、行政のみなさんにご理解いただくことが必要です。その世論を喚起するためには、我々が一所懸命に運動するだけでなく、県内レベルでは定期的に情報を発信し、全国レベルでは戦略的に効果的な燕三条ならではの情報を発信し続けていきましょう。

そして、市民の共感を得るためにはあらゆる仲間が必要です。それはまだ見ぬ様々な業界の同志である正会員はもちろんのこと、必要な時に可能な分だけ協力してくれるサポーターであり、今まで我々を導いてくださった先輩方であり、ともにまちづくりに関わる地域団体のみなさんでもあります。戦略的に総力戦で仲間作りに励みましょう。

さらに、最も身近な市民である職場や家庭から我々の活動を理解していただくことで、活動の質を高めることも重要です。私自身はJCに入会してから何度も退会しようと思いましたが、その度に先輩方から励ましていただくことで何とか続けてくることができました。その過程の中で目配り・気配り・心配りを学び、組織運営を学び、事業構築を学び、何よりも仲間の大切さを学ぶことができました。その学びを一歩進めることによって、必ずビジネスに結びつき、きっと家庭円満にもつながるはずです。

青年としての英知を持った私達が市民の意識を変革し、勇気を持って組織を改革し、情熱を持って燕三条市実現に向けた歩みを進めていきましょう。



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