ごあいさつ
〜果そう我々の使命を!〜
第13代 理事長
長谷川 直哉
7月理事長メッセージ 〜果そうわれわれの使命を!〜
平成21年7月
2009年度(社)燕三条青年会議所理事長
長谷川 直哉
いよいよ2009年度も、後半戦がスタートしました。前半年間、様々なところで当会議所活動に際し、ご理解ご協力をいただきました皆様に心より感謝申し上げます。
日本の企業文化がいま、見直されています。成果主義、能力主義の欧米型企業はこの度の世界同時不況にて軒並み精彩を欠き、逆に年輪経営的な、そこに活躍する人を重んずる日本的経営が世界的に注目を集めています。経済産業省の調べによると、日本の長寿企業の数は世界的に見て圧倒的、驚異的な多さであります。創業200年を超える超長寿企業を調べたところ、日本には3,000社以上が現存します。アジアでは4,000年の歴史を誇る中国でも僅か9社、台湾が7社、インドは3社でした。アメリカが14社、伝統を重んずるヨーロッパでさえも、ドイツで800社、オランダは200社でありました。これは、何を物語っているのでしょうか。私はそれが日本の文化そのものと信じています。田畑を耕し、種まき(田植え)から皆で協力しあって、収穫まで手を抜かない、そして秋に豊作ともなれば、お天道様に感謝する。人や神に感謝して収穫を得る発想は、日本人のDNAに刻まれたアイデンティティではないでしょうか。
7月公開例会は、経営力向上の為の講演会、「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者であります、坂本光司氏を燕三条にお呼びします。6,000社以上の企業を訪問した経験から、感動を与える会社数社を例に、この未曾有の大不況下で我々は何をして行くべきなのか、生き残りを掛けてどう立ち向かうべきなのかを、語っていただきます。特に中小企業の集積地である燕三条地域全体の経営力を上げるべき、地域の皆様と一緒に考えて行きたいと思います。景気とは、与えられたものではなく、自ら主体的努力で作るもの。我々は、地域の能動者として自らを律し、その力を伝播して行くべきと考えています。
家庭のリーダーとして、企業のリーダーとして、地域のリーダーとして我々の持ち得るパワーを存分に発揮しようではありませんか。「人を作り、地域(まち)を造り、未来(あす)を創る」パワフルな燕三条に向かって。
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